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ある意味逆転裁判
コメント失礼します。カナダがヤンデレじゃなくて愛され枠か!新しくていい、、、 主様、アイデアすごすぎです!
やあみんなこんにちは、カナダだよ。
突然だけどみんなは、僕のことヤンデレだと思う?他の小説とかでは僕はよくヤンデレとして書かれてることが多いと思うんだよね。勿論、ここの僕もヤンデレだよ。
…でも、周りの人達のせいで僕はまだマシだと思われることになるかもしれない…
朝起きて鏡を見たら、頭の上に数字が見えた。
🇨🇦「…何これ…」
-50
僕、頭おかしくなっちゃったのかなあ……?
??「それは、相手が自分のことをどれくらい好いているかを数値で示したものじゃ。」
🇨🇦「は?誰?」
何こいつ。勝手に人んち入ってきてるし不法侵入じゃん。通報案件なんだけど、
神「おっと申し遅れた。儂は神じゃ。」
🇨🇦「何言ってんの?」
頭おかしいのか……??
神「だから神じゃ。」
🇨🇦「…………」
🇨🇦「相手が自分のことを……なんたらかんたらって、結局どういうこと?」
神(無理やり納得したな……)
神「簡単に言えば好感度が見えるようになる感じじゃな。」
-50が僕の好感度……?
🇨🇦「つまり、僕は自分のことあんまり好きじゃないの?」
神「そうじゃな、あまり好いてはおらんのじゃろう。」
まあ……事実だしそりゃそうだよな……
🇨🇦「ふ〜ん……ま、分かったから何って話じゃない?なんで僕にそんな能力与えるの?」
神「それはな……御前さんの命が危ないからじゃ」
🇨🇦「えどういうこと????」
僕死ぬの……?
神「お前さんは周りから好かれすぎとる。それが積み重なって、周りの愛が重くなってきとるんじゃ」
🇨🇦「ええ?周りの愛が重いって、そんなわけないじゃん!何言ってんのw」
そんなわけないじゃんwwwやっぱりこいつ頭狂ってるわwwwwwwwww
神「では、試しに今日は色んな人に会いに行ってみたらどうじゃ?」
🇨🇦「うん、そうさせてもらうよ」
…なんだ、あの頭狂った神やけに余裕そうな顔してんな……
神「あ、お前さんにその能力をつけた以上ワシにも責任があるからの、頭ん中で呼び出してくれれば脳内で会話は出来るぞ」
🇨🇦「え何その神機能」
神「まあ神じゃからの」
あそうだった……こいつ神じゃん……
🇨🇦「まあいいや、取り敢えずご飯食べたいし僕下に降りてくるね」
神「おう、くれぐれも気をつけるんじゃぞ」
……何それ……なんか怖くなってきたんだけど…
🇨🇦「おはy」
🇺🇸「カナダーーーーッ!」
🇨🇦「!?」
えなになになに何、急に抱きついてきたんだけど怖いよ???普段兄さんそんなことしn……
🇨🇦「いやしてたな……」
🇺🇸「?何がだ?」
🇨🇦「あ、sorry、なんでもないよ。」
🇺🇸「そーか?」
こいつが僕のたった一人の兄さんである、アメリカ。なんか好かれてるけど僕自身はあんまり兄さんのこと好きじゃないんだよね……
あ、そういえば兄さんの数値って?
🇨🇦「……え、嘘」
+12500
なんか色赤黒いなんんだけど……え怖い怖い……
🇺🇸「さっきからお前如何した?変だぞ?」
🇨🇦「あッいやなんでも……!」
🇺🇸「……」
可笑しいって……!おい神!!居るんだろ!!
神「なんじゃ?」
🇨🇦(これどうなんってんの!?バグってんじゃない!?)
神「いや、それが正常じゃぞ。」
神「だからお主が危険に晒されていると言ったじゃろう。」
🇨🇦(…まじかよ……)
神「ちなみに色にも関係があって、赤系統は恋愛的に好きだと赤くなるぞ。」
🇨🇦「は?」
🇺🇸「え?」
🇨🇦「ッスー……」
🇨🇦「兄さん、僕今日は朝ごはんいらない。」
🇺🇸「え?」
🇨🇦「ちょっと出てくる、」
🇺🇸「え?」
そう言って僕は、急ぎ足で無駄に長い廊下を歩いて行く。もう朝ごはんなんてどうでもいい、ここから出なければ、と本能が言っている気がする。
🇬🇧「おやカナダ、何処へ行くんです?」
🇨🇦「ッ!?」
父さんかよ……!タイミング悪すぎ……!!
あれ、父さんの数値……
+12450
🇨🇦「………ぁ」
🇬🇧「?」
ダメだこの家族、狂ってる。兄さんも父さんも赤数字なんだけど。僕やっぱり死ぬんじゃん。
🇨🇦「御免父さん、僕今日用事ある。」
🇬🇧「え、朝ごはんは……」
🇨🇦「今日食欲無いからいらない。」
🇬🇧「えっちょっとまっ……」
ばたん。思ったよりも大きい音が出てしまった。もしかしたら、オーストラリアやニュージーランドを起こしてしまったかもしれない。
でも、今はこんなところに居れない。好感度が見える状態であんな家族といるなんて、僕の気が狂っちゃうじゃないか。
神「……大丈夫か?」
🇨🇦「んなわけあるかよ……!何、2人とも1万超えてるんだけど!?」
神「だから危ないと言ったじゃろう。」
🇨🇦「やっと意味がわかったよ……」
🇨🇦「はぁ……財布持っててよかった……」
取り敢えず外でご飯を済ませて、日記帳を買ってきた。もしこの現象がパタリと終わった時、この日々が現実だったと再確認できるように。もし僕が誰かによって殺された時、何があったか正確にわかるように。
そっとドアを開けて、バレないように自分の部屋へと向かう。僕の部屋、というか兄弟の部屋はみんな二階にある。僕はその数ある部屋の中の、突き当たりだ。……ほんのりと、甘い香りが漂ってくる。僕が常備しているメイプルと、麻薬の香りだろうな。
がちゃ。
🇨🇦「ふぅぅ……帰ってこれた……」
神「お疲れ様じゃな。」
🇨🇦「ほんと疲れた。もう今日は部屋に引きこもっとく。」
神「ええ……」
そうだ、折角だしもう日記を書いてしまおう。僕は部屋の真ん中に置いてあるローテーブルに身を向けて、ペンを持った。
🇨🇦「えーと……」
○月×日
今日から日記を書くことにする。日記なんて久しぶりに書くなあ……。
今日は、謎の数字が現れて初めての日たったから色々疲れた。今現在兄さんと父さんの数値は1万を超えていて赤黒い。僕のことを本格的に好いているようだ。
……怖いなあ。