透は自らの術式「光炎」を全開にし、天に向けて放つ。炎が空を焼き、冥王と天獣を一瞬だけ動きを鈍らせた。その瞬間、白川が力を解き放つ。
「無限拡散!」白川が全力で放った術式は、冥王と天獣の融合体の内部エネルギーを四方に散らし、彼らの体が崩れ始めた。異形の姿が分離され、巨大な力が霧散していく。
「やった…か?」透は息を切らしながら白川を見た。
「まだだ。これで終わりじゃない。これからが本番だ。」白川は冷たく言い放ち、冥王と天獣の本体に向かう。
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