店長☆「なんだか最近楽しそうだねぇ」
「え、はい、楽しいです。シュークリームくれるし、お客さん達優しいし」
「そっか、これからもよろしくね」
「頑張ります。」
店長と朝の挨拶をしたところで、店内の掃除をして、最後にちょっとだけシュークリーム食べて、エプロンを付ける。
そしたら、朝一番にいつも来てくれるお客さんが来る。
「あ、いらっしゃいませ」
「レインくん」
「…あぁ」
もうお友達って言っていいよね
「マッシュくん!」
「あれ、フィンも来てたんだ、いらっしゃいませ」
「マッシュくんがんばってるみたいだったから、これ良かったら」
「!、ありがとう…!」
フィンくんから有名店のシュークリームをもらった、店長から隠れながら食べないと取られちゃう。
「…あ、注文」
「僕どれにしようかなぁ…」
とフィンくんが悩んでいる中…
「いつもの」
「はい」
「え、兄さんいつもので通じるの?」
「あぁ、いつもこれしか頼まないからな」
「へ、へぇ…..マッシュくん兄さんのいつものって…」
「うさぎさんのマカロンとアイスコーヒー」
「(なんとも兄さんらしい…)」
着々と手馴れた手つきで準備していく。そうだ、今日はうさぎさんも書かなきゃ…
せっかくだからレインくんの名前も入れてあげようかな。
「…よし、お待たせしましたレインくん」
「どうですか、上手くかけてるでしょ、うさぎ」
ふふんと胸を張ってコーヒーを渡す。
それを見たレインくんはふっと笑って
「…あぁ、可愛いな」
その顔を見た瞬間、なんだか目の前がチカチカして、そしたら胸がドキドキして、顔もなんだか熱いし…やっぱりレインくんはかっこいいや
「…(いま兄さんどっちに言ったんだろ)」
「あ、フィンくん何にする?」
「え!?あ、いや、僕はやっぱりいいや!」
「?、そっか」
「またねマッシュくん!学校で!」
「うん、またね」
「…また来る」
「はい、待ってます。ありがとうございました」
そういうと2人は店を出ていった
レインside
「…ねぇ兄さん」
「なんだ」
「マッシュくんのこと、やっぱり好きでしょ」
「…そうだな」
「…マッシュくんも、きっと好きだよ」
「なぜ分かる?」
「え、えーと…と、友達の勘…(本当は恋愛相談受けてるからだけど…)」
あいつは学生で、俺は社会人。
どうしても越えられない壁があるが…
マッシュの近くにいるフィンが言うなら間違いは無いのだろう←ブラコン
「兄さん 」
「…ん?」
「頑張ってね」
「…あぁ」
フィンにも応援されているし、いつまでもうじうじする訳には行かない。覚悟を決めろレイン・エイムズ
「(…明日、出かけに誘ってみるか…)」
コメント
1件