小学3年の夏のこと。
その日もいつも通り起きて、
いつも通り学校に行って、
いつも通り家族が待つ家に帰る。
そんな日々を送っていた。
母が待つ家に、私は弟と共に帰宅した。
「ただいま〜!」
「おかえり!」
私と弟は、
明日から待ちに待った夏休みがはじまる!
と息巻きながらランドセルをソファに放る。
母はそんな私たちを見ながら笑っていた。
「おやつの前に手、洗っておいで」
「はーい!」
洗面所から駆け足でリビングへ向かう。
クッキーが置かれた席に着くと、
母は私たちの前の席に着いた。
「あんたたち、食べながら聞いて欲しいことがあってね…」
next……






