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歌大好き!
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#異世界
あのち
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「 騒がしい。 」
────────────────────────
早朝 俺はいつもより早く起きてしまった
「……」
朝の6時か。
いつもは8時頃起きるのにな。
……偶然、だよな。
俺はリュックの中からイヤホンを取り出し、外へ向かおうとする
余村 「……嶺二くん、どこ行くの?」
「起きてたんかよ。」
生徒会長、朝早いな
余村 「5時に起きて本読んでたよ。散歩か何か?」
「……ん」
余村 「そっか、行ってらっしゃい!」
「……」
俺は寝てるやつらを起こさないように静かにドアを閉めて、外に出た
────────────────────
「……すーー……はーー…」
久しぶりだ、早朝の空気を吸うのは。
久しぶりで、とても気持ちがいい。
「………ん?」
あそこ、何してんだ?
…うちの高校の制服…だよな。
モブ 「金出せや、あ?」
? 「ごめんなさい…」
「……」
【 力は誰かを護る為に使え。 孤独で戦うな 】
「………クソが」
俺はいつの間にかそいつの前に立っていた
モブ 「…なんだお前。
お前もこいつと同じようにしてやろうか?」
「……黙れモブ」
モブ 「あ”? このクソガキが…!」
? 「……!」
パシッ ( 嶺二がモブの手を取る
モブ 「……ぐっ…」
グキッ ( 嶺二がモブの腕を曲げる
モブ 「うがァ”っ…!!」
「……雑魚が」
モブ 「……調子乗ってんじゃ…ねえ…!!!」
「……!?」
ボコッ ( モブが嶺二の事を殴る
「……った…」
また顔やられたな…
モブ 「クソガキが。」
「……うっせえぞモブが」
ボコッ… ( 嶺二がモブを殴る
モブ 「っ……」
シュッ ( モブが嶺二を蹴る
「弱えよ」
シュッ ( 嶺二がモブの下に回り蹴る
モブ 「……うっ…」
「…限界尽きたか。」
モブ 「この……クソガキが…!」
「大人のくせにダセェことしてんじゃねえぞ。
早くどっか行けモブ」
モブ 「………覚えとけよ…!!」
( モブが何処かに行く )
? 「……すみません! 大丈夫でしたか…?」
…こいつ、あいつに金やられてたヤツか。
「……大したことない。……お前は」
? 「無事です… ありがとうございます」
「……」
家、帰らないと。
俺が歩いて家に帰ろうとした時だった
? 「………あの」
「…あ?」
金を取られそうになってたヤツが話しかけてきた
今のでもう大丈夫になったんじゃねえのか?
? 「…俺、強くなりたくて不良校に来たんです
強くなる為だったらなんでもしたし、勉強だってしました。」
「……」
? 「……でも…無理だった。
俺は…だせえ人間です。貴方に助けられて…。ほんと、…だせえやつです…! 」
「………」
俺は無意識に口を動かしていた
「……まあ…確かにお前は弱くてダセェ」
? 「ですよね…」
「…だけど」
? 「……?」
「……お前は……強くなろうと努力してる…
だから、…自信持て。」
? 「……!!! …ありがとう、ございます…!」
「……」
アイツは俺の前でビービー泣いてしまった
俺は当たり前の事を言っただけだし、泣かせる事も言ってない。
俺は歩いて生徒会長の家に帰ろうとした
? 「……待ってください、学校で話しかけていいですか?」
「………いいけどよ… お前、名前は?」
? 「…俺は、1年の」
松本 「松本 羅宇(まつもと らお ) っす!」
「……ん」
松本 「ほんと、ありがとうございました!」
「……」
ようやく帰れる。
……俺は、出来るだけ早く帰ろうとした
────────────────────
天城 「おはよう…って、」
風間 「お、嶺二」
白宮 「……」
葛西 「……! 嶺二く、怪我……」
「……」
タイミング悪かった…
余村 「…また、喧嘩かい?」
「……してねえ」
風間 「じゃあなんでまた顔に傷が増えてるんだ」
「知らねえ」
余村 「……まずは手当てだ。葛西、手当てしてあげて」
葛西 「…はい、…嶺二くん、ちょっと痛むよ。」
「……」
空気が悪いのが分かる
余村 「…今日は何で、喧嘩したの?」
「……言いたくねえ」
余村 「そっか」
葛西 「……消毒、するね」
「……」
風間 「……」
天城 「……」
葛西 「……」
静かだ
…なんだよ、怒れよ。
説教しろよ。
なんで黙ってんだよ。
葛西 「……終わった」
余村 「…嶺二くん」
「……あ?」
余村 「…相手、勝てた?」
「当たり前だろ」
余村 「……そっか」
生徒会長は少し考えて言った
余村 「…じゃあ今日は、誰かを守ったんだね」
「……はあ!?」
…なんで、こいつが知ってんだ…?
言ってないのに。
余村 「嶺二くん、昨日より顔が優しいから」
「……意味分かんねえ」
風間 「…いや、俺もちょっと思った」
白宮 「……昨日なら、「知らねえ」で終わってたはず」
天城 「…今日はちゃんと、しっかり話せたんだね」
「……」
違う、話してない。
助けただけ。
………助けた…? 俺が…?
余村 「教えてくれなくてもいいよ。
…でも、」
余村 「おかえり。」
「……」
ちゃんと俺、帰れたんだな。
「……………同級生の奴が、………
多分大人に金を取られそうになってた。………だから、俺が喧嘩してやった 」
余村 「…! うんうん、そっか。教えてくれてありがとうね」
「……」
…終わり? 怒らねえのか。
余村 「その子、怪我は?」
「してねえ」
余村 「そっか。 嶺二くん、強かったね」
「……」
違う。
褒めるな
俺は、…守った訳じゃ。
余村 「でもね、怪我はしなくていいんだよ」
「……」
余村 「自分を傷つけることと相手を守ることは全く違うから」
「……」
風間 「怪我、増えちゃったしな」
葛西 「……多分、治るのに時間かかると思う。」
白宮 「…次からは、僕達に話してね」
「……なんで」
天城 「なんでってそりゃ、”仲間”だからだよ?」
「……!」
なか…ま……
「……うるせえ、…俺には、仲間なんていない。」
余村 「ええ!?じゃあ僕達、仲間じゃないの?」
風間 「この高校に通ってるやつらはみんな仲間だぞ?
言ってただろ。
【 孤独で戦うな 】って」
「……………お前らは…ただの、生徒会…だろ。
俺には、仲間なんて必要ない。
………ひとりが、…いちばん心地良いんだ。」
また空気が静まり返る
…まただ。
また、余計な事を言ってしまった
余村 「…そっか」
「………」
余村 「じゃあ今は、それでいいよ」
「………は?」
余村 「無理に仲間なんて思わなくてもいい。」
余村 「……でもね いざとなると助けてくれるやつ だってことは覚えておいて。」
「………何言って…」
余村 「分からなくてもいいんだ。
君がただ、そう思ってくれるだけで僕は嬉しい。」
余村 「ひとりって楽だよね。」
「……」
余村 「合わせなくていいし 傷つかないし。」
「………」
余村 「……でも、」
委員長が少し考えてから言う
余村 「1人が心地良いのと、1人しか知らないのは少し違うよ。」
「……」
余村 「嶺二くん、来て2日だし。
決めるの、少しあとでもいいんじゃないかな。」
風間 「お、保留制度か」
天城 「いいね〜〜」
葛西 「…でも、嶺二くん。君はちゃんとここに帰ってきてくれたでしょ。」
葛西 「……少し、成長したね。」
「………」
なんなんだ。
誰も怒りもしない。誰も否定しない。
俺は…とっくに、怒られると思ってた
余村 「…じゃあ、ご飯食べようか」
風間 「学校だりーー」
余村 「………風間くん?」
風間 「すいません」
「………」
騒がしいな、本当。
葛西 「……怪我人…少ないと良いなあ……」
白宮 「…そういえば、最近1年の松本くん怪我多くないですか?」
「…!」
松本…?
「…松本…らおってやつか?」
白宮 「あれ、知ってるの?」
「……まあ」
葛西 「うん…最近保健室に来る率高いかも」
【…俺、強くなりたくて不良校に来たんです
強くなる為だったらなんでもしたし、勉強だってしました。】
【……でも…無理だった。
俺は…だせえ人間です。貴方に助けられて…。ほんと、…だせえやつです…!】
「………あいつも…苦労、してんだろ。」
余村 「……!」
白宮 「…」
葛西 「…!」
風間 「…!」
「…なんだよ」
余村 「嶺二くん、人の事を見るの上手だね」
「……は?」
余村 「だって苦労してるかなんて普通そんなすぐに分からないよ。」
「……」
…違う、
分かる。……なんとなく。
あいつの顔 言葉 目
あいつは多分、今まで苦労してきた
余村 「嶺二くんって、…優しいんだね」
「…違う」
余村 「そっか」
風間 「否定早かったな〜」
白宮 「逆に怪しいですね」
葛西 「……優しい人ほど、否定する」
「………うるせえ」
違う。
俺は優しくなんてない。
俺は、ただ…
知っているだけだ。
……そういう顔を。
コメント
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ああっ、第6話もめっちゃ良かった…!😭✨ 嶺二くん、朝っぱらから喧嘩しちゃったけど、ちゃんと“助けた”んだね…「黙れモブ」のシーン、かっこよすぎて叫んだわ!!!でも帰ってきてからの生徒会メンバーの対応が優しすぎて…「おかえり」って言われて一瞬戸惑う嶺二くんの表情、想像しただけで泣ける😢💕 最後に松本くんのこと「苦労してる」って言えたのもデカい成長だよ…1人でいいって思ってたのに、ちょっとずつ仲間に溶け込んでる感じが尊すぎる…!