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私
にはこの学校で一番可愛い女の子だという自信があった。
だってそうだよね? こんなにも可愛くて綺麗な私が目立たないはずないもん! だけど最近になって急に私のことをよく知らない男子たちが言い寄ってきて困っているんだ……。
しかもちょっとでも気のある素振りを見せるとすぐ勘違いしてくる始末だし。
本当に迷惑しているんだよねぇ~。
やっぱり顔だけじゃなくて中身を見てくれる人じゃないと付き合うのは無理かなぁ。
そういえば去年クラスにいたあの子、今はどこで何をしているんだろう? まあいいか。もう会うこともないだろうしね。
お久しぶりです。
お元気ですか? 私はとても元気にしていますよ。
私はいつもあなたのことを考えています。
あなたは今どこにいますか? 私は今も変わらずここに居ます。
あなたに会いたい気持ちは変わりません。
だけど会えない理由があるんです。
ごめんなさい。
この手紙を読んでいるということはきっと私はここにはいないでしょう。
だって私はあなたとの約束を破ってしまったのですから。
でも心配しないでください。
私は今でもちゃんと幸せに暮らしてますから。……本当に大丈夫なんでしょうか? 私は時々怖くなります。
本当は何もかも投げ出して逃げ出したい気分になることもあるんですよ。
それでも私が頑張れるのはあなたの存在が大きいからだと思います。
もし私のことを想ってくれているのならどうかお願いします。
私を忘れてください。
それは決して悪い意味ではないんです。
これは私のわがままなのですが、どうか聞いて欲しいと思います。
私はこの学校で一番になりたいんです。
それを聞いてあなたは何を言うだろうか? 馬鹿らしいと思うかもしれないし、くだらないと言う人もいるでしょうね。
でもそんなことは関係無いんですよ。
ただ私がそうしたいだけであって、そこに他人の考えなんて必要ないんです。
だって考えてみてくださいよ。
誰とも知らない人が勝手に決めたルールに従うことが正しいことだと言えるでしょうか? 自分がやりたいことを我慢して大人しくしていることが賢いことであるとは思いませんよね。
つまりそういうことです。***