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桜百々
「先日、校舎内にクリアが出現しました。これで2件目となります」
そう、2件です。そして、その両方を熊野くんが解決してるです。
「これに際して、一度本校を休校とします。異議のある方は挙手を」
誰も手を挙げないです。満場一致です。
「では、次の金曜日を持って一度休校とします。期限は騒動が落ち着くまでです」
『はい』
♢なうろーでぃんぐ♢
熊野光一
「休みだー、唐突な休みだー」
暇だ。ものすごく暇だ。
何か起きないかな?
ードンッ
突然、屋根の方から音がした。
「なんだ?」
そう言いながら俺は一度外に出て屋根を確認した。
そこには奇妙なモノがいた。
「誰だ?お前」
「はじめまして。上から目線で申し訳ないね。降りるよ」
そう言ってそいつは屋根からためらいなく飛び降りた。
そして、難なく着地した。
「改めて、はじめまして。僕の名前はマルス=ミスト。君に用があってこさせてもらった」
その外人っぽい男(見た目と声から判断)は流暢な日本語でそう言ってきた。
「俺に一体何の用があるんだ?」
「率直に言うよ君の力を借りたい」
「率直すぎて伝わってねぇよ」
「ふむ、実は今、魔界で事件が起きていてね」
「あ?魔界?」
「そう、魔術世界で魔界。別次元に存在している場所なんだ」
「そんなところになんで俺がいるんだ?」
「少し厄介な事になっていてね。魔術師だけでは手に負えないんだ」
そこから、マルスは話を始めた。
〜つづく〜
あとがき
魔術です。
今までの能力うんぬんはなんだったんだよ。と思いつつそんなのをぶっちぎります。