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―――ウ゛ゥゥゥ ウ゛ゥゥゥ
机の上で振動するスマホを手に取る
スマホの画面に映る名前に一瞬顔をしかめると電話に出る
「はい、磯名路です」
『仕事だよ』
電話口がらあの女の声が聞こえる
「早くないですか、前のヴァンパイア退治から一か月も立ってませんよ」
磯名路はそう言いながらも紙とペンを用意する
『安心しなよ。今回はヴァンパイア退治じゃない。市民の救出さ』
「それじゃぁ今回は懸賞金は無いのか?それなら俺は―――」
『―――まぁ待て』
磯名路の言葉を遮り女は話を続ける
『今回は仕事の難易度が難易度だからな少なくても1500万は出る予定だ』
「なんだその中途半端な金額は?一般市民の救出にしては高すぎるし、どこかのお偉いさんだとしたら安すぎる」
『そいつが一般市民よりも価値があってどっかのお偉いさんよりは価値が無いってことだよ』
そう女が冗談交じりに言う
「はっきり言ってくれ、そういう遠回しな言い方は好きじゃない」
磯名路はキッチンに行き冷蔵庫を開けるとビールを手に取る
『そうだったな。じゃぁ単刀直入に言おう痛零者の救出をしてほしい』
「痛零者!?」
全く予想していなかった回答に磯名路は思わず声が大きくなる
『まぁ色々聞きたい事があるだろうが、どうだ?いまなら言える範囲の事なら答えてやるぞ』
磯名路の驚く声が面白かったのか少し嘲笑うように話す
磯名路は舌打ちをすると
「アンタのそういう所が嫌いだよ」
そう言うと諦めたようにビールを冷蔵庫に戻した
『まぁそう怒らないでおくれ。座標とか細かいことはメールで送ったから確認してくれ』
女の言葉に磯名路は机に置いたパソコンを開きメールを確認する
「結構田舎だな」
メールで送られてきた座標を見て小さくつぶやいた
『確かに東京に比べたね』
「交通費は出るんだろうな」
『そりゃぁもちろん』
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