テラーノベル
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今から、お話を書かせていただきます。よろしくお願い申し上げます。ご覧になるかならないかの判断はご自分でお願いいたします。
また、お願いをまとめた文書が、ひとつ前の話として公開されておりますので、そちらを参考にしていただけると幸いです。
では、ご覧ください。
どうしようもなかった。もう、どうしようもなかったんだ。私は、布団にうずくまって、枕を濡らした。誰も助けてくれない。私を大切だと思ってくれる人なんて、どこにもいない。なんだろう、胸の奥に、重く沈むような感情があった。正体のわからない、不気味なほどの重さだ。毎日SNSで誰かと話す。その瞬間は楽しいのに、終わった後には決まって不安と寂しさが残る。学校に行っても同じだ。友達はたくさんいる。笑って話すことができる。でも、友達の笑顔の奥に、どこか作り物めいた影が見える気がして、怖くなる。ただ漠然とした不安の渦に巻き込まれているようだった。言葉で明確につかめないが、確かに存在する不安。「寂しいよ。」ぼんやりと、そんなことをつぶやいた。あれ…そうか、私は、今、「孤独」を感じているのか。孤独。そうか、孤独か。でも、なんでだろう。周りに人はたくさんいるのに、孤独に感じることがあるのだろうか。矛盾していないか。でも、待てよ、落ち着いて考えてみれば。確かに、周囲に人はたくさんいる。その人とお話しすることもできる。でも、私のことを理解してくれていると感じられる人は、あまりいない。むしろ、いないのではないか。そうか、私のことを、大切と思ってくれる人がいないから、私は孤独と思っているのか。そうか….そういうことか。はは。思わず乾いた笑いが漏れた。両親を失った今、そんな人はいないよな。当り前じゃないか。何をくよくよしているんだ。前を向いて歩こう。未来が待っている….そう自分に言い聞かせても、なかなかその感情は消えない。だめだ。「寂しいよ。」再びつぶやく。そして、「誰か、私と一緒にいてくれませんか。」ーそう強く、強く願った。でも、私は、その願いをどうすることもできなくて、心の奥底に押し込めた….頬に伝うしずくとともに。
アラームが鳴っている。私は、おもむろにそのアラームを止め、起き上がった。雨が降っている。雨の滴る音が、耳に届く。はぁ。とため息をこぼした。今日も学校か。だるいな。行きたくない。でも、この前赤点とって先生にみっちり説教されて、挙句の果てには、先生に大量の宿題を出されたんだっけ。授業を聞いておかないとまずいか。しょうがない、行くか。あの地獄はもうごめんだ。私は、鉛のように重い身体を動かし、朝の身支度をした。朝ごはんを作り、独りで食べ、一抹の寂しさを感じながら、家を出た。通学路は、灰色の空の元、冷え切った雨が降り、冷たい風が吹いていた。嵐だ。雨は土砂降りで、道路が川のように流れていた。雨粒が、傘を叩きつけ、風が吹き荒れる。電線や木々が激しく揺れている。そのせいか、太ももから足先まで冷え切り、同時に傘もあおられた。私はしっかりと傘をつかんで歩いた。制服はびしょ濡れになった。髪に水が滴る。それでも、私は歩いた。雨音に包まれながら、独り、学校へ向かった。
いかがでしょうか。また何かございましたら、コメント欄にてお願いいたします。(感想、コメント、批評お待ちしております。)最後までお読みいただき、ありがとうございました。次のお話は、明確な日時はまだ未定ですが、二週間以内に出そうと思っております。よろしくお願い申し上げます。お気に召されたら、次のお話も楽しみにしていてください。
それでは、また次のお話でお会いしましょう。ありがとうございました。
芽花林檎
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