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すやすやと、

ベッドで眠っている君。


…そうか、君は何も知らないんだもんね、。



僕に、闇に引きずり込まれているとも知らずに、。(苦笑


どうせなら、気づいてほしかったかな。


たとえ気づいたとしても、何も変わらないんだけどね。



本当に、「白雪」のように美しい君を、

果たして僕が助けてしまっていいものか。


ずっとそう思っていたけど、

君を助ける ”本物の王子” は結局現れなかったね。



君が望んだから、

僕は王子さまを演じたんだ。


全て毒入りの愛なのに、

…君は本当に可哀想だ。



僕だって、君のようなお姫様を 純粋に 助けることができたなら、

絶対に、永遠に愛していたはずだ。


……だけどね。

悲しいかな、僕は*villain*なんだ。

君を助けることはできない。


君が、無防備すぎたんだよ、。



血飛沫が、舞う。


普通なら恐ろしい情景も、

僕の目には、儚く見える。


散っていく、赤い花弁のように。


それがきっと、王子さまと、悪党の違いなんだろうね、。(苦笑



毒の王子さま、という歌…こんな展開も有り得るんじゃないかな、と思いまして。

嘘をつくのは、君を手に入れたいからではなく。

君が望む以前に、全く王子ではなくて、騙し通して君を殺すための…というパターンです。

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