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コメント
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家に入って一番最初に見たもの、
簡単に、一言で表すなら
”血の海”
ドラマとかでしかみたことない光景にゾッとする
母親、父親、お兄ちゃんが無惨に倒れている
服が血に染まっていてどこが重症なのか分からない
数秒立ち尽くしていると、父親から予想もできない言葉がくる
「ごめんなｯ」
早く、早く救急車を呼ばないと、
ーそれから数分後ー
当然のように、家族は助からなかった
死因は、みんな出血死
「君のせいではないからね」そう、救急隊の人に言われる
確かに僕がついた時点で血の海だった
でも、父親はまだ喋れてた、
１％でも可能性があるなら、僕はその１％に賭けたかった
それに、なんでなんで
ごめんなんて言ったの、
そう聞きたいのに答えは返ってこない
僕は、気持ちの整理がつかないまま夏休みを過ごした
中学の夏休み明けから僕は学校に行かなくなった
高校は”頑張ろう”そう決めたのに
まさか、変な奴に絡まれてモルモットになるだなんて想像もしてなかった
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