清水さんのお宅に来てた。
「薫君居ますか」「今日来る日だと言ってましたが先生すみません…兄が戻って来てましたのでそろそろ帰ると思います…」
「待ってます」
お茶を出された桜子
「恐れいります笑っ」
「ただいま~笑っ母さんお土産…
先生来てたんだ…」
「清水君髪の毛切ったの?」
「家庭教師が来てるんだ」
「将希ちょっと待ちなさい…」
「何だよおふくろ…」
「こんにちわ」
立ち上がって長男の息子に挨拶した
身長のある男性だった
「成田桜子と申します」
「あ…?清水将希です…」
「先生~部屋に来てくれ!」
あの野郎…一言も話さなかったな…」
2階にあがっていったお兄さん…
「先生も来てくれる?」
薫~お前…
「兄ちゃん…?」
「好きな人が出来たから?髪切りたいってどうなんだよ!」
オドオドしてあがってきた。「将希いい加減しなさい。先生が来てるのよ!」
先生ごめんなさいね気が短いので…
服、プラモデル買っただからな。
圧のある言い方に私は口を挟んだ。
「すみませんお勉強の時間が失くなります二時間だけでも良いですか」
「分かったよ…」
薫がプラモデルの箱を閉じた。
「箱を下に下ろせって!薫」
「命令口調で又母さんを使うなよ」
「生意気な口聞くな!」
「やめてください…薫君が心を開き初めて私にいろんな事を聞かれましたから…」
「あんた家庭教師の分際で何だよ!」
押されて倒れた!
頭をボックスに打った…
「兄さん…この先生家庭教師だけじゃない!光星学園の教師でもあるだから!!」
え?…
血が出てるよ先生…
母さん~!救急車呼んでよ!
ちょっとあなた達先生に何て事したのよ!
「お母様私大丈夫ですから今日は帰ります…」
「将希あなた送って上げたら」
「大丈夫ですから」
薫戻れ…
「でも俺の先生だよな母さん…」
振り向いて
「もう来ませんから失礼いたします薫君きちんと登校してくださいね」
泣かないで…
横につけてた車に乗り動かした。
気づいてなかったのか…
槙原大輔、山代祐也のボートに乗ってた相方の連れに似てた…
清水将希って聞いた時、
海上ボートレース…
私を乗せなかった大輔さんが誰かに突き落とされた…
あの時誰かが
まさきって呼んでた…
頭が痛い…
やっと家についた。兄の車もあった…
気持ち悪い…
ドアを開けて、吐いた…
切れたのか血を吐いた
ワンワン!!
ラヴ…
おい!桜子~!
河野、
どうした?…後頭部が少し切れてた…
「河野救急車呼んで欲しい…」
買い物袋を玄関先に置いた。
成田さん…病院に連れて行きますか?