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「俺と偽カップルなってくんね?」
「……はい?」
日本は突然言われた偽カップルという言葉に困惑している。
偽カップル?何言ってんだこいつは
「えーと…偽カップルって…あ、もしかしてそういう趣味が」
「いやちげーよ!趣味とかじゃなくて!」
アメリカはものすごく慌てている。趣味じゃないならなんだってんだ。彼女なんてその見た目ならいくらでも作られるだろうに。
「趣味じゃないならなに?それ言ってもらえないとちょっとお願い聞けないかもなー」
「は!?こっちはお前の学校生活握ってんだぞ!」
確かに。日本は心の中でうなずいた。
それ言ってもらっちゃー困る。内心冷や汗がダラダラだ。
「とりあえずね?偽カップルするにも理由聞かないと困ることがあると思うんだわ」
「…誰にも言わねー?」
「言えない」
そっちの秘密を暴露したらこっちの秘密も暴露させられるからな…
「ダチにさ、恋人いるって嘘ついちゃったんだよね…」
「え、だから俺にたすけを…?」
「そう…」
いや別に俺じゃなくても良くね?そう内心で思う。
だってその自分の欲しかったもの全部持ってるようなイケメンなら彼女の一人や二人すぐ作れるだろ。
「アメリカくんなら彼女なんてすぐ作れるんじゃね?」
「あー…そこなんだけど…笑わねー?」
「笑えない」
笑ったら怒って秘密バラされるかも知んないし…
「俺、女苦手なんだよね」
「おー、以外」
「だよなーこの見た目で女慣れしてないとかないよなー…」
どうやらアメリカは女の子をあまり好んでないらしい。この見た目でなれてないことにコンプレックスを抱いているようだ。別にどうでもよくね?逆に女ウケ良さそうだが…
「なのにさ、今度写真で紹介する流れになってさ」
「なんで約束したんだよ」
「うるせ」
いやー彼女たぶんそういうの嫌なタイプだからーとか言って断ればいいのに。あ、もしかして女なれしてない人ではこういうことの断り方を知らないのかもしれな。
そんなことを考えていると、アメリカが両手を顔の前で合わせる。
「良ければ一緒に写真撮影の手伝いをしてほしいとこなんだが…」
「うーん、いいよ」
「そうだよな…こんなの受け入れれない…え、いいの!?」
「いいよ」
これは自分にとっても利益がある案件だ。ネットで彼氏ができました!といえばどうなるか。
めっちゃ注目される。ひがみやおめでとうコメ、幅広いことで注目される。これは自分のアカウントが見つけてもらえるチャンスだ。そして最もいいのは、キモいコメが消えることだ。これちょっと罪悪感がある。相手は自分が女だと思ってるんだろうけど、こっちは普通に男だからな…なんか…ごめん
「俺たちはもうカップル。これでオーケー?」
「え!まじで!?よっしゃー!!」
こんなに喜ばれると少し嬉しくなってしまう。自分の女装にこんなに価値を見いだせる場所があったとは…
「今日はちょっと張り切っちゃおー」
部屋の中で一番ごちゃごちゃになってある化粧台の椅子に座り、いっぱいある化粧品の中から手慣れた手先でメイク品を選んでいく。
「この服には…、このバックが似合うなー」
ブツブツと独り言を言いながら、着々と準備を勧めていく。我ながら女装もなれたもんだと思う。
「行ってきまーす」
出かける挨拶を終え、アメリカとの集合場所へ向かうのであった
同じ歩くだけのための道なのに、ちょっとした植物と、綺麗な花で赤いレンガで埋められている道が着飾られている。
街頭や店までもがこの道の雰囲気に合わせられている。もしかするとお店などに道が合わせているのかもしれないが。
お洒落なところを集合場所にしたのはいいが、あまり初デートには良くない場所だったかもしれない。いろんな場所が入り組んでいて待ち合わせた人を見つけるのに大変だ。
少しアメリカを見つけるのに手間取ってしまったが、噴水の影にアメリカらしき人を見つけた。
「こんにちは、アメリカくん」
「うわっ!え、っとー」
思った以上に驚かせてしまったことに自分もビビる。そういや女慣れしてなかったな。急に話しかけては失礼だったかもしれない
「えっと…日本くん、だよな?」
謝る前にアメリカからの確認が飛んできた。ネットではすぐ自分だとバレたのに、現実ではわからないものなのだろうか。
「そだよ。驚かせた?」
「あ、いや…クオリティーが高すぎて…」
アメリカが見たことないほど顔赤らめている。女慣れしてないというのも大変なものだ。しかしこんなずっとおどおどしているようだと思うように動けない、だってカップルとかはスキンシップが激しくないと行けないのだから。
まぁ、そこのところは解決策があるからいいが
「んじゃ、アメリカくん。早速デートしよっか」
「デート!?写真一枚一緒に取らせてくれればいいんだがッ」
どうやらアメリカは写真を一枚撮って終わりにするつもりだったらしい。それだけならこんなところ来ないっての。アメリカに彼女とのツーショットというものを教えなければ。
「アメリカくん。彼女と彼氏って言うのはね、親密が深いでしょ?それはきっと写真にも反映されるんだと思うんだわ」
「それはそうかも知んないけど…だからってなんで、でーと…」
「俺とアメリカくん会ってそこらしか経ってないよね?」
今までで、喋ったことがあるけどそこまで親しくないという一番気まずい関係性たった自分たちにとって親密なんて言葉は程遠い、なのでこのデートで距離を縮め、めっちゃカップルっぽい写真を取るという作戦だ。
「デデデデでもっ!デートとかは… 」
「いいからいいから」
嫌がるアメリカの服を引っ張りながら連れて行く。
とりあえず行きたいところを片っ端から行ってみることにした。お洒落なカフェ、服屋、靴屋などなど、意外と遠いところにあるので、今回で制覇したかったのだ。
「買いすぎじゃね?」
アメリカが急な指摘をしてきた。少し思っていたが、仕方がないと思う。だってここ家から遠いんだもん。
「いや、俺はお金持ちだからね。こんぐらい普通だよ」
少し見栄を張った。本当はもうそこまで残ってないけど、まぁいいだろう。お祖母様や父様は俺たちをすごく甘やかしてくるからな、またお小遣いもらえるし。
「ねー、アメリカくん」
どんな顔をしているのかとアメリカの方をちらっと見ると、さっきのように顔を赤らめていることはなく、慣れてきているようだった。作戦の1割はこれで成功だ。
「なんだよ」
「次、あそこ行かない?」
自分が指を指した方向にあるのは、ゲームセンター。ゲームセンターも他の建物と雰囲気がバッチリあっているので驚くものだ。
「別にいいけど…」
「やったー!」
ここで作戦の8割をすすめるつもりだ。手始めにアメリカの手を握り、行きよいよくゲームセンターへ走る。
「早く行こー!」
「うわッ!ちょっと待てよ!」
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つうん@📚🐟💙
7,329
#カンヒュイラスト
金槌
17,837
#歌詞ドッキリ
you
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コメント
2件
待ってまた神に会っちゃったよフォロー失礼します。
わあ、第2話もすごく面白かったです! 日本くんの「これは自分にとっても利益がある案件だ」って冷静に計算するところと、女装のクオリティの高さでアメリカくんが顔を真っ赤にしちゃうギャップが最高でしたね😂 「デートしよっか」とリードする日本くんに対して、アメリカくんが「デート!?写真一枚だけで…」ってパニックになる流れ、思わずにやけちゃいました。 偽カップルからどう変わっていくのか、すごく気になります!