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(ᐛ👐) パァ




「…ぅや」

目が覚めると執務室の床で倒れ込んでいた。

見渡すがきり書類と吐瀉物で部屋がいっぱいになっており、所々血液が付着している。匂いがキツそうな気もするのだが私の鼻が狂ったのか匂いがしない。

この惨状を見るに中也は来なかったのだろう。彼は彼で忙しいから当然と言えばそうなのだが。

「……はぁ」

勝手に中也が助けてくれると思い込んだ結果がこれか。 自分が辛い時に誰かが助けてくれるなんて保証は何処にもないと言うのに。

「取り敢えず部屋を片付けないと……」

そこら中に散らばったありとあらゆる物を片付け始める。

いつもなら部下に押し付ければいいのだが、この惨状を見られては森さんにに報告されてしまう。森さんに伝わればいずれ中也にもこの事がバレてしまう。それだけは避けたい。

かと言って一人で片付けるには少々手がかかってしまう。

……こういう時に使える部下が1番欲しいのに。

まぁ、そんな人間が現れる事はないので手を動かす。早く片付けないと部下が来てしまうからね。



「はぁッ…こんな物かな」

大分綺麗になった。いや、不自然なまでに綺麗になってしまった。之では生活感が無く逆にバレてしまうのではと不安になる。……まぁいいか。

コンコン

「太宰さん、僕です。」

「…嗚呼。入り給え」

「失礼します。」

「それで?要件は?」

「首領からとある組織の壊滅任務を太宰さんにと、言われまして。」

壊滅の任務…ねぇ。

「任務内容は?」

「此方に。」

スッ…

…ッッ!!中々過酷な任務を出してくるなぁ…森さん。

「分かった。もう下がっていいよ」

「はい。」

ガチャ

「はぁ…」

芥川君が居なくなった事を確認し早々に溜息を着く。

なにせ任務の内容が酷いのだ。いつもの私は指揮官として命令を出すので現場に赴く事は基本無いのだが、今回は任務のターゲットが異能力者で私自ら捕らえるようにと書かれている。

はっきり言って今の私が戦場へ行くのは唯の足でまといでしかない。このボロボロになった躰がそれを証明している。

私が出るのは最終手段。 此奴一人位部下で十分な筈だ。

「…あー」

その辺にあったエナドリを飲み干し、外套を羽織る。

今から私が向かうのは戦場だ。この認識を誤ってはいけない。…じゃないと中也にサヨナラも言えずに死んでしまうからね。

帰ったら久しぶりに中也の部屋にでも行こうかな〜笑

「………」

やっぱり、笑えない

……もういいや

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