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「おはようございます、会長」
「おはよう、セレナ。朝早くにすまないね」
「いえ、会長のお呼びとならば。…この者は?」
「昨日、エリオットから連絡があっただろう?」
セレナの目は一つの心理へと辿り着いていた
(何やってんのよ、モニカ ”)
その怒りに気付いたのかモニカの身体はさらに震えが増す
「…貴方、お名前を聞いてもよろしいですか?」
「ひぇ、っ!?もにゅ、もにゅモニカ・ノートン、でひゅ、」
「モニカ・ノートン…もしやケルベック伯爵令嬢の身内ですか?」
その言葉にエリオット・ハワードは疑問を抱く
「セレナ、知ってんのか?」
「はい、少し小耳に挟んだ程度ですが、最近学園に転入してきたと聞きました。」
「では、本題に入りましょう。会長、この際ですしこの者に最近の刺客騒動を探させるのは…」
モニカの身体は嫌な気配を感じ取り全身で否定する。それを感じ取ったのかセレナは笑顔でモニカにこう言う。
「貴方に拒否権は無いのですよ?」
この時モニカは察した。
(もももももも、もしや、昨日のお茶会の件からこれを狙って、、、、)
その視線に気付いたのかセレナは新たにモニカに天使のようなしかし心は悪女のような笑みを浮かべる。
「二人で平気かい?もし不安ならエリオットを同行させるが、」
「大丈夫ですわ、会長。女だからと言って舐められても困りますわ」
「それは失礼。」
(なななな、なんか色々と話が進んでるぅ、)
「では、行きますよ。ノートン嬢」
「は、はひ」
-中庭にて-
「帰りたいよ〜泣」
「はぁ、」
「私どうせ、引きこもりだもん泣」
「確かに昨日の茶会で私が貴方に中庭に行くよう促しましたよ。ですが、刺客扱いされるなんて、」
「泣くなよモニカ〜」
草むらの中から突然現れモニカの膝に乗った黒猫。この時点、セレナは危うく魔法を放つところだった。
(モニカの使い魔?良かった、撃たなくて…)
「その子は?」
「俺様か?俺様はネロ。モニカの使い魔だ!」
(この子、魔力も人並み以上にある。一番気になるのは上位精霊でもないのにどうして人間の言葉が話せているの?)
契約精霊にも特徴などがあり、下級精霊では契約者との意思疎通、中級精霊では人間への擬態化、上級精霊では言葉の発達が可能となる。例を言うならば〈結界の魔術師〉ルイス・ミラーの契約精霊である風の上位精霊リィンズベルフィードなどがあたる。ネロという使い魔は精霊などてもないのに言葉が話せているのはおかしいと疑問を口にせず頭の奥底に置いておくことにした。
(これ以上、疑問点を口に出したらキリがない。)
「とりあえず、モニカ。泣き止んで調査に行きますよ。」
「は、はい。」
-校内階段付近にて-
ここに至るまで全く会話がなかったセレナが急に歩きを止める。
「止まって、」
「…え?あ、」
セレナとモニカに映ったのは女生徒が一人の女生徒をいじめている光景。それも、複数人で。
「複数人で一人をいじめるなんて多勢に無勢ね。モニカ、貴族社会ではこのような事も頻繁にあるの、覚えておきなさい。」
「わわわわわ、分かりました…」
「はぁ、生徒会の一員として面倒事は片付けないと、」
セレナは溜息を口から漏らした後、仕方なく彼女達の元へ階段で向かおうとした瞬間、彼女よりも早く階段をかけ登りいじめを止める人物がいた。
「あの子は、」
「あの人は、私の、クラスメイト、です」
「…名前は?」
「えっと、確か…」
ラナ・コレットさん…でした
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