アゲハ「なんか、フブキちゃんの本心が訊けたみたいで嬉しいなぁ」
フブキ「えっ?」
アゲハ「フブキちゃんが、どうしてメカやロボが好きなのか、少し解った気がするよ!」
アゲハは眉を下げてはにかんだ
フブキ「アゲハ…」
フブキも眉を下げて笑う
今度はPD700Rカスタムの方を向く
フブキ「あのさ、あなたの事『パワちゃん』って呼んでもいい?
PD700Rカスタムって、ちょっと噛みそうだし…」
アゲハ「確かにそうだね。そう呼んでもいいかな?」
アゲハもPD700Rカスタムを見上げる
パワちゃんは、コクッと頷いた
アゲハ「やった!」
フブキ「ありがとう、パワちゃん!」
アゲハ「じゃあ、今のうちにあっちに逃げよっか!」
アゲハは右___砂漠地帯の方角を指差した
フブキ「そうね!砂漠なら、生身の人間は追って来れないでしょ!」
すると、パワちゃんは2人を指差す
フブキ「えっ?」
アゲハ「ああ、私達?それなら心配ご無用っ!ね、フブキちゃん!」
フブキ「ええ!」
フブキはニヒヒッと笑うと、ブロッケンクロックのメダルを取り出す
フブキ「時は満ちたり!ブロッケン!」
ワーイ! カモンゴースト!
ウォッチからピカーン!と眩い黄金の光が放たれる
そして、ブロッケンクロックが姿を現した
今度は変身メダルをセットする
フブキ「変身!」
ワーイ! change form 妖怪ヒーロー!
フブキはクルクルと回転しながら黄金のオーラに包み込まれ、ポーズを決める
クロックレディ!
フブキはベゼルを回す
ショータイム!
輪っかのようなものがフブキの手足を潜り、機械質な肌に豹変する
クロック「時の流れは儚く残酷な旋律……クロックレディ!」
今度はアゲハの番。
アゲハは人差し指と中指でメダルを挟むと、勢いよくウォッチにセットする
アゲハ「変身!!」
ワーイ! change form 妖怪ヒーロー!
桜と炎の2つが渦を巻きながら碧海目掛けて下に向かう
完全に包み込まれたアゲハは、左腕を上、右腕を下にピンと伸ばし、くるりと回してポーズを決める
ヒノカミ オキツヒメ!
アゲハはベゼルを回すと、真っ赤な『Y』の文字が浮かび上がる
すると、アゲハの体がから赤く眩い光がカッと放たれる
髪を縛っていた紐が独りでに解け、項辺りで結ばれ2つに分かれる
服装のシルエットも制服から違うものに変わり、アゲハの体から赤い光が散ったと同時にポーズとセリフを決める
アマテラス「闇に染まった貴様の心、妾の炎で焼き尽くして呉れよう!」
パワちゃん「……!!」
パワちゃんは交互に変身した2人を見つめる
クロックレディ「さあ、行こう」
アマテラス「嗚呼」
アマテラスは微笑んで頷き、パワちゃんは黙って頷いた
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続き待ってます!!