12 告白
・
放課後。
私はいつも通り、国語準備室の前を通る。
今日は気分があんま、よくない。
渡辺先生と話せてないから。
けど、もっとも嫌なのは
雨。
更に、傘もない。
窓の中から見るとそこまで強くはなさそうだから、安心だけど。
昇降口。
ゴロッ!!!
『っ、!!泣』
雷、、、
私はその場にうずくまることしか出来なかった。
そんな時、校舎の中から出てきた渡辺先生。
そんな先生が一段とかっこよく、光って見えた。
「んじゃ、お前らー。気をつけて帰れよー」
先生と一緒に出てきたオンナノコ達にさよならを告げてから、先生は視線を私に移した。
「姫野。中入るか」
『…はい』
何の理由も聞かないなんて。
・
国語準備室。
「姫野さ、雷苦手なんだろ?」
『……はい』
『雷、と言うか雷の日が怖いです。』
「わりぃ。ちょっとわかんねぇわ。ふふっ」
『わかんなくて、いいです。』
バチッ
『え、』
「停電かよ、」
校内にいる皆様にお知らせします。
只今、大雨の影響で停電が続いています。
その場でじっとしていましょう。
また、1人でいないよう、気をつけましょう。
「懐中電灯、とってくるわ」
『いや、、』
「ん?」
『先生、私、』
『先生のこと、』
「…..」
『すきです』
「…………」
『先生、!』
「雨、止まねぇな」
先生。なんでですか
勇気、出したんですよ?
頑張ったのに、
意味、なかったの、?
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内 心 め っ ち ゃ び っ く り し て る と 思 う ! そ れ を 言 葉 に し て な い だ け な の か な ?