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明日は堺で四郎次郎の歓迎会。信長公がほぼ天下を掌握し、織田傘下からの自立が難しいそれがしは切り替えて観光に回る。節約も兼ねて護衛の兵無しで行くことにした。
大規模な謀反は初めてだったのでその場で腹を切ろうとして大狼狽、避難する際に側近から冷ややかな目で見られてしまった。
冷ややかな視線に風流が分からなかった京の茶会を思い出す。「自分は官位従四位だ、こいつらとは違う」と思い、嫌な気分をかき消した。
案内の忍者は伊賀者だ。服部半蔵を雇ったのは正解だった。荒い山と山の間の道に尻が痛む。
到着するまで寝ようと思ったが命が狙われているということもあり緊張して寝られなかった。
そこでそれがしは小腹を満たすため、堺に居る時に買った白味噌を食べることにした。
ガサゴソと包装紙から白味噌を取り出し口いっぱいにほおばる。たまらない。
味噌の甘味が濃かったのと気持ちが緊張してるせいもあってLサイズの瓢箪はあっという間に空になった。
腹を満たしてしばらくすると一行は徳永寺SAで休憩についた。徳永寺のSAには漬物や餅がありそれがしは時間を忘れて食べ歩いた。
再び馬に乗り、目的地の伊勢へ向け出発したのも束の間、それがしに凄まじい便意とかつてない尿意が降りかかった。
「もぉダメェ!!我慢できないナリ!!漏れちゃうナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
齢三十四にもなる男の奇声が伊賀の山中にこだました。