zm視点
意識が浮上すると石で囲まれていて、真ん中に鉄格子、壁のひとつに扉が付いている部屋にいた
扉は1つしかないのでおそらくそこが出口だ
そこに向かおうとした時足がそれ以上動かなくて足を見ると足枷がついていた
インカムを使おうとしたら盗られているようで何も無かった
仕方なく辺りを見回すと鉄格子の先に手足を縛られた状態のショッピくんがいた
どうやら気絶しているだけのようで一安心
そしてよく見てみると俺の足枷は鉄格子と繋がっているようだ
そしてその近くに銃が落ちている
正確には置いてある
嫌な予感がする
扉の近くにスピーカーとカメラどうやらここの行動は見られているようだ
a国総統【やぁ、お目覚めかな?】
スピーカーから聞きたくなかった総統の声
zm「はよこっからだせや!」
a国総統【あぁ、いいよ、ただしどっちか1人だけな】
zm「どういうことや」
あぁ、嫌な予感がする
a国総統【そこに、銃が置いてあるだろう】
やめてくれ
a国総統【それでどっちかが死ねば生きている方を助ける】
どうして、そんなことするんだ
a国総統【おや?手を動かせるのは君だけだね?】
本当に悪趣味だ
a国総統【じゃあ、必然的にどっちをやるかは君次第だ】
zm「なんで!なんでこんなこと!」
a国総統【それはお前を確実に殺すためだよ】
ショッピくんはまだ起きていない
zm「、、、俺の、せいなんか?」
a国総統【あぁ、君が全て悪いんだ】
だったらどっちに撃つか決まっている
俺は鉄格子に近づいた
するとショッピくんの瞼が震える
zm「起きた?」
shp「ゾムークさん?」
zm「おん、そやで」
精一杯笑ってみせる
shp「ここは何処なんですか?」
zm「分からん」
出来る限り悟られないように銃に近づく
shp「、、、何をしようとしてるんですか?」
zm「、、、」
銃を手に取るとそう言われた
zm「ショッピくん」
shp「はい、、、」
zm「実はな、ショッピくんが起きる前にここの総統と話したんよ」
zm「その時にな、どっちか1人は助けるって言いよった」
zm「それでなここの総統は約束は守る奴やねん」
zm「そんでな、その後に、この銃でどっちかが死んだら生きてる方を助けるって言った」
平然を装って、
zm「だから、」
ごめん
そう言おうとした時
shp「いやや!ゾムークさん!俺、まだあんたの名前も知らんのに!もっと一緒にいたいのに!」
静かに聞いてくれていたショッピくんが止めた
やめてやそんなこと言わんといて
zm「1人はこれで生きれんねんで、だからええんや」
shp「、、、ゾムークさんこっちを見てくださいよ」
やめて
shp「それは、俺をちゃんとみて言えるんですか」
zm「言えるわけないやん」
shp「だったら、」
zm「でもさ!しゃーないやん!ここの総統は絶対に言ったことはやってきた!」
zm「だったら、こんなことになった原因の俺が死ぬのが妥当やん?」
ショッピくんを見る
頬が濡れて行く
それはショッピくんも同じ
shp「あんたは、生きたいんやろ?やったら足掻こうや!なんで諦めてんねん!もっと抵抗しろよ!」
決意が揺らぎそうだ
zm「ごめんショッピくん、もう決めたことやから」
そう言って俺はショッピくんの近くに俺のドッグタグを投げた
shp「ゾムークさ」
zm「俺!ゾムは!我々国のみんなが大好きや!」
俺が 銃口を向けるのは 自分自身
俺は自分のお腹辺り目掛けて銃口を向ける
shp「ゾムさん!」
zm「楽しかったで!」
精一杯、全力で笑って俺は
引き金を引いた
コメント
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ゾムゥゥ○ぬなあァァ
頑張れ!