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こと-koto
へる
『そこに居るのハだあれ?』
まだ綺麗だった、お花が咲いていた
「僕、レイア!よろしくね!!」
甲高くよく通るその声はまだ幼さが感じられる
「はいはーい!僕一発芸やーります!!馬と豚が勝負しました!最初は豚さんが勝ってたんだよ!だってとん”かつ”だからね!でも最後は馬さんが勝ったんだよ!とんかつ食ったらうま”かった”てね~!あえ、面白くなかった….?!」
レイアはとてもフレンドリーだった。誰とでも直ぐに仲良くなる、明るく元気一杯なその姿はクラスの雰囲気を和らげた
「いや、今はそっとしといてあげようよ。誰にだって一人になりたい時はあるからさ!」
レイアは距離の取り方が上手だった。本当に助けてほしいときにちゃんと手を差し伸べ、一人で居たいときのはちゃんとそっとしておく、そういう空気を読めるところも好かれる理由だろう
「どうしたの?!大丈夫….ではなさそうだね。ちょっと待ってて!」
レイアは優しかった。困った人が居れば声を掛け自分に出来る精一杯で全力で手伝う。それは誰であろうと同じことだ
×月1日 通学路にコマッテイル人がいた。助けた
×月2日 駅にコマッテイル人がいた。助けた
×月3日 近所の店にコマッテイル人がいた。助けた
×月4日 家の前にコマッテイル人がいた。助けた
全員どこか似ているな、兄弟なんだろうか?
誰かいるの?
後ろから視線を感じた
何かついてきている?
ずっと近くで足音が追ってきている
これは知っている香り?
自分の使わないラベンダーの香水の香りがする
本当に正しい?
少し配置の変わった小物
もうきっと、すぐそこまで来ている
「でも、言えない」
きっと言っても悪化する
誰かいるの?
ずっと見られている
何かついてきている?
どこへ行っても必ずバレる
これは知っている香り?
違う、僕はこんな匂いじゃない、こんな花の洗剤も香水も使ってない!!
本当に正しい?
何もかも違う。違和感しかない。物の位置も数も、全部違う。自分の物じゃない。こんな物置いて無かった
もうすぐそこにいる
いやぁああああああ!!!来ないで!来ないで!どっかいってよ!!怖い!もう嫌だ!!来ないで!!
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