・なんかいい感じに戦争終わっていい感じにタコチュロが他組織を襲わなかった世界線(ご都合展開)
・2人とも一人称僕なの可愛すぎる
・誤字脱字ぜっったいあります報告お願いします🙏
以上が良ければどうぞ!
駄菓子と小峠さん(タコ&チュロス×華太)
「はぁ…」
俺の名前は小峠華太
神城組との会合の帰りに横浜にある駄菓子屋で暴れていた半グレ共をノしていると、店主のおばあさんからお礼と称され大量の駄菓子を貰った中堅の極道だ。
「これどうすっかな。俺だけじゃ食べきれねぇし兄貴達にでも…けどこれ全部組まで運ぶのキツイしなぁ…」
俺は腕で大量の駄菓子が入ったビニールを抱えながら小さく呟く。
「誰かに分けるか?でもまた神代組まで戻んのもめんどいよなぁ…」
そう小さく項垂れていると、後ろからひとつの声が掛かった。
「おじさん」
「!」
俺は素早く後ろを振り返る。
そこには異様な雰囲気を纏った2人の男が立っており、その内の1人である赤髪の方は俺のビニール袋をじっと見ていた。
(…声をかけられるまで気付かなかった。コイツら、只者じゃねぇな)
俺は警戒しながらそいつらに話しかけた。
「…俺に何か用か、兄ちゃんら」
俺は少しの圧をかけながら2人に問いかけた。
そしてしばらくの間が空いた後、赤い方が俺のビニール袋を指差しこう呟いた。
「それ、お菓子?」
「……え、あ、これか?」
予想しなかった問いかけに俺は少し戸惑った。
「ああ、そうだ。そこの駄菓子屋から貰った。」
「ふぅん」
赤い方の男は再びビニール袋に視線を下げる。
ちらりとあと一人の方にも目をやると、そいつもじっと俺の袋を見ていた。
(な、何だコイツら……?何が目的なんだ……)
そして少し考えた結果、
「……お前ら、この駄菓子、いるか?」
俺は2人に問いかける。
すると駄菓子を見ていた2人が突然バッと顔をあげ、俺の方を向いた。
すると赤い方が突然
「いいの?」
と俺の肩をガシッと掴んで言い放った。
「うおっ、……べ、別に良い、こっちも量が多くて困ってたんだ。貰ってくれるとありがたい。」
俺は少し驚きながらそう返す。
「わーい、お兄やったね」
「タコが普段からいい子だからだね」
2人が会話を交わす。
(コイツら兄弟か…どうりで雰囲気が似ていると思った)
俺は赤い方に3袋くらい駄菓子が入ったビニール袋を渡す。
「こんなにいいの?」
「ああ、俺はあまり甘いもんが好きじゃない。」
俺は苦笑いしながら質問に答える。
するともう1人の方が
「お前いいやつなんだね、この飴あげる」
そして俺は何故か飴を貰った。
「あ、ありがとう…」
チ「お前名前なんて言うの?僕はチュロス
って言うんだ」
タ「僕はタコー、もぐもぐ」
2人が駄菓子を食いながら喋る。
「ああ、俺は小峠華太。天羽組ってのに入ってる。ていうかお前らもカタギじゃねぇだろ、何者だ。」
タ「うーん、お兄、かたぎって何」
チ「知らなぁい、餃子で有名なところじゃない?」
「それは栃木な。」
俺は軽くツッコミをいれる。
「まぁ言いたくねぇってんなら深くは触れねぇよ、しかし何だ、お前らタコとチュロスって言うのか、それは本名か?」
タ「ううん、違うけど」
チ「それがどうかしたの?」
「ははっ、いや、ただ面白ぇ組み合わせだなって思っただけだよ。結構好きだぜその名前 」
俺はなぜか純粋に思ったことを彼らに伝えていた。コイツらを見ていると童心に帰った気がして心地いい。
タ「ふーん、ほれ」
チ「えい」
「んむ!?!?」
しかし何を思ったのか、俺がその言葉を言い終わると同時に突然2人は自分の食べていた駄菓子を俺の口に突っ込んできた。
「けほっ、うぉ、な、何すんだよ!げほっ」
タ「あははっ、むせてる〜」
チ「タコ、お水持ってる?」
タ「さっき飲み干しちゃったぁ」
チ「じゃあしょうがないね」
「な…なにがしょうがないじゃあ…早く水買って来いやぁ!」
タ「わーい華太が怒ったぁ」
チ「逃げようタコ」
「逃がすかガキ共が!!天羽組の小峠舐めんなぁ!!」
後日
チュロス「華太」
タコ「華太」
小峠「懐かれました。」
神代組「何で?」
華太
近所のガキ感覚。悪ガキだけど互いのことを大切にしてるいい兄弟だなって感想抱いてる。めちゃ強い事を知るのはもう少し後。
タコ&チュロス
出会った当時は近所のおじさん感覚。お菓子をくれたいい人だなぁ。
まぁこれから慕う心が恋情になっていくんですけどね。
コメント
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いいわ〜癌に効く