テラーノベル
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[逆転と[裏切り]の結末]
👤「後半戦、スタート!」
スタッフの合図とともに、マンネラインの3人が弾かれたように走り出す。
彼らの狙いはただ一つ。ヒョンラインが知略で集めた[高得点アイテム]の略奪だ。
[マンネラインチーム]
🐰「ジミナ、右から!テヒョナは左!」
ジョングクが司令塔となり、獲物を狙う。
ターゲットは、一番重い景品を持っているジンだ。
🐹「わあぁ!来た!!猛獣たちが来た ぞ!!」
ジンが必死に逃げるが、マンネラインの包囲網からは逃げられない。
🐤「ヒョン、諦めてそれを渡してください!」
ジミンが笑いながらジンの腕を掴み、 テヒョンがその隙にジンのポケットからミッションカードを抜き取った。
🐻「やった!ジョングガ、これ[お宝交換券]だよ!」
🐰「ナイス、テヒョナ!逃げろー!」
獲物を仕留めたライオンのように、3 人はハイタッチをして風のように去っていく。
残されたジンは、地面にへたり込んで
🐹「あいつら、本当に容赦ないな…」
と、真っ赤な顔で笑っていた。
[ヒョンラインチーム]
一方、略奪を免れたナムジュン、シュガ、J-HOPEの3人は、建物の影で密かに作戦を練っていた。
🐱「あいつら、完全に浮かれてるな」
シュガがニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
その手には、いつの間にか別の[隠しミッションカード]が握られていた。
🐿「まさかシュガヒョン、さっきの休憩中に見つけてたんですか?」
驚くJ-HOPEに、シュガは
🐱「…たまたま落ちてた、」
と無表情で答えるが、その耳は少しだけ誇らしげに赤くなっている。
カードの内容は[相手チームの一人を自分達のチームに勧誘せよ]というもの。
🐨「よし、誰を狙う?」
ナムジュンの問いに、3人の視線が一致した。
「…ジミナだな」
[心理戦と誘惑]
広場で再び遭遇した両チーム。
🐰「ヒョン達、もう諦めたんですか?」
勝ち誇るジョングクに対し、ヒョンラインは余裕の表情を崩さない。
🐿「ジミナ、ちょっとおいで」
J-HOPEが優しく手招きする。
🐤「え、なんですか、?」
警戒しつつも近づくジミンに、シュガ が囁いた。
🐱「お前、あっちのチームにいても結局最後はジョングクに手柄持っていかれるだろ?」
🐱「こっちに来い。この[勝利確定クーポン]を一緒に使おう」
🐤「えっ….」
揺れるジミン。
それを見たテヒョンが
🐻「ジミナ!騙されるな!!」
と叫ぶが、、ジンが
🐹「ジミナ、今日の晩御飯、僕が好きなもの奢ってあげるよ?」
とトドメの一撃を刺す。
🐤「…僕、ヒョン達のチームに行きます!」
「裏切りだー!!!」
絶叫するジョングクとテヒョン。
こうして、事態は[4人vs2人]といういびつな構造へと発展した。
[最終結果発表]
全てのミッションが終了し、全員が疲れ果ててメインステージに集まった。 MCのスタッフがマイクを持つ。
👤「それでは結果発表です。勝ったのは…..ヒョンライン+ジミンチーム!」
「よっしゃー!!!」
と抱き合って喜ぶ4人と、地面に転がって悔しがるジョングクとテヒョン。
しかし、スタッフの言葉には続きがあった。
👤「…ですが、今回最も活躍した[ MVP]には、個人賞として[明日の朝食当番免除権]が与えられます」
全員の目が光る。
👤「MVPは….テヒョンさんです!理由は、彼が拾ったあの謎の流木が、実は今回隠されていた[最高難易度の芸術アイテム]だったからです」
一瞬の沈黙。
そして、爆笑が巻き起こる。
🐹「あのゴミ…いや、あの木が!?」
ジンが膝を叩いて笑い、ナムジュンは
🐨「やっぱりテヒョナの感性は宇宙規模だ…」
と感心している。
勝負に負けて試合に勝ったテヒョンは、
🐻「ほら、言ったでしょ?アートだって!」
と鼻を高くして、誇らしげに流木を抱きしめた。
🐰「結局僕が一番働いたのに朝ご飯まで作らなきゃいけないんですか!?」
最下位チームになったジョングクが叫び、 ジミンは
🐤「ごめんジョングガ、僕も手伝うから…笑」
と苦笑いしながら末っ子の肩を叩く。
🐱「ま、これが僕達らしいよな」
シュガが満足げに呟き、 J-HOPEが
🐿「タリョラ ~ !」
と音頭を取る。
「バンタン!!」
7人の賑やかな声がスタジオに響き渡り、今回の収録も、いつも通りの「愛すべきカオス」の中で幕を閉じた_
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