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ガチャッ
「綺麗ですわね、、。」
「…そうだな。」
色見えねぇや。何色してんだろ。
「ゴールドシップさん、!もっと海に近づきましょう?」
「あぁ。」
砂浜に座ったあと、色のない海を眺め続けた。
漣の音だけが聞こえる。
「覚えていますか?前、ここに来た時は合宿をしに来ていて__」
そんな思い出話に耳を傾けていると
ポロポロッ
「レース、出たいなぁ。また、トレーニングしてぇよ。あいつらと馬鹿やってさ、トレーナーの奢りでたい焼き食って。」
「…そうですわね。」
「っくしゅっ…」
「冷えてきましたわね。別荘へ入りましょう?」
「ありがとな。」
毎日、海を見てはなにか思い出して。
マックイーンのトレーニングを見て、アタシも走りたくなって。
1回、走ったんだよ。
でも、すぐ転んじまった。足がすくんで、動かなくて。
「はぁ、はぁ、、。」
「マックイーン。お疲れ様。」
「あぁ、ゴールドシップさん。」
「なぁ、1つ聞いていいか?」
「、、はい?」
「なんであの時、アタシを助けなかった?その場から逃げた?」
「‥‥。」
「なぁ、答えてくれよ。」