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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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ここ最近は、ずっとモヤモヤした気持ちに悩まされていた。すると女子達が黄色い声をあげた。

「キャー❤かっこいい」

「優しいし、イケメンで、運動神経抜群なんて❤」

「キャー❤こっち向いてぇ〜」

などと、声をあげる中私はその“イケメン”と呼ばれる人物と目があった。

(…誰だこの人??)

と、私は思った。すると、“イケメン”と呼ばれる人物がニヤッと笑ったのに気がついた。

(あっ、やばい人だ…)

私は、とっさにそう思った。

キーンコーンカーンコーン

(やっと授業が終わった…)

帰ろうとした矢先、教師に呼ばれた。

「琥珀さん、今、暇?」

「えっ、あっ、はい」

(なんだろう…)

「済まないんだけど、明日使う資料をまとめて欲しいんだ。」

「あっ、分かりました。」

「じゃあ、生徒会室に行ってくれるか?頼んだぞ!」

(あっ、せっかく帰ろうと思ってたのに…)

私は、渋々生徒会室に向かった。すると、拓斗君と“イケメン”と呼ばれた人物が居た。すると、拓斗君が

「あっ!琥珀ちゃん!またあったねー!」

「お、お久しぶりです…」

そんな、ありがちな返答をしていると、“イケメン”と呼ばれてた人物が、

「へぇ、琥珀って言うんだ。俺の名前は、神風雷斗。よろしく」

「あっ、はいよろしくお願いします。」

(なんなんだろう、この人)

すると、拓斗君が

「今日、お手伝いしてくれるの琥珀ちゃんだったんだね!」

「はい、先生に呼ばれたので」

「ふーん」

「おい!雷斗!“ふーん”はないだろ?」

「だって興味ないし。」

「まーた、そんな事言ってぇ!」

「あのー、そろそろ作業していいですか?」

「あっ、そうだね!ごめん。」

数分後

(やっと終わった〜)

「お疲れ様!琥珀ちゃん!」

「ありがとうございます。お疲れ様です。」

「お礼言うのは、俺たちの方だよ。ありがとっ!ほら、雷斗も!」

「あざーすっ」

「こらぁ!ごめんね、琥珀ちゃん。こいつ、ドライなんだよ。」

「いえ、そんな事ないですよ」

「琥珀ちゃんは、優しいね」

(よし、帰ろう)

私が立ち去ろうとすると、雷斗さんが、

「おっ?もう帰るのか?この、俺ともっといたいとか思ってるんじゃないか(ニヤッ」

(何言ってるんだこの人…)

「いえ、私は用事があるので。では、」

「待て待て待て!嘘だろ?イケメンといたくない女子何て、居ないだろ?!」

(うわぁ、この人自分でイケメンって言ってるよ…)

「そろそろ、帰りたいので。では、」

私は、なんだか面倒くさくなってその場を後にした。

「ちっ、なんなんだよあの女」

「いやぁ、いいもの見せて貰ったよ(笑」

「笑ってんじゃねぇ、拓斗!!」

「ごめん、ごめん。だって、普通に引かれてて面白かったんだよ(笑」

(へぇ、あの子面白いな…)

ぶるっ、私は、なんだか寒気がして身震いした。

自信のない女子の物語

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