テラーノベル
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制作期間が明け、今日は久しぶりのオフ。
ぐん、と難易度の上がった楽曲について行くのが必死だったが、完成したものを聴くと満足のいく出来だった。
💙「今回の難しかったね」
💛「ね…、❤️の作った曲を蔑ろにしたくないから家でもめちゃくちゃ練習してた…笑」
💙「わかる笑」
💙が入れたドリンクを片手に、和やかな時間が過ぎて行く。
💙「せっかくの休みだからどこか出かけたかったけどさ、疲れ切っちゃって動く気力無いよね」
💛「…うん、今日はゆっくりしよ…、ってそう言えば撮り溜めしてるドラマがあるって言ってなかった?」
💙「あるある、今季の恋愛ドラマ」
💛「💙が恋愛ドラマなんて珍しいね」
💙「❤️にストーリーが面白いからって勧められてさ」
💛「へぇ、じゃあそれ見ようよ」
💙「おっけ」
「どこだったかな…」と、録画番組を真剣な眼差しで遡る💙を見つめる。
これは❤️には伝えていないが、💙と💛は誰にも内緒で真剣に交際をしている。
❤️には伝えるべきであるのは承知の上だが、今の関係が崩れる事が怖くて言い出せない。
それでもいつか時が来たら話そうと思っている。
元より💙と💛は出会った頃こそ、同じバンドメンバーから見るとあまり仲の良い様には見えなかった。
「このままじゃいけない」と❤️からの提案で、活動休止を機に同居生活を初めた。
当の本人達も不安はあれど、同じ時間を過ごしていく中で何とも言えない居心地の良さを感じ、同居生活を初めた頃に比べ、一目瞭然で関係性はより良く深まった。
💙「あ、あった」
💛「ほんと?見よ見よ」
💙が再生ボタンを押して、ドラマが再生される。
今の状況としては、2人横並びでソファに座っている。
3人掛けのソファなので、多少広々と使っても問題無いが自然と距離が近くなる。
再生中のドラマは男女の話で、幼馴染の2人にいつしか恋愛感情が芽生え━━━。
と、よくあるストーリーなのだが心理描写が絶妙で、多くの視聴者を獲得している所謂「覇権ドラマ」だった。
そんなドラマが中盤に差し掛かり、男の寝室のベッドに腰をかける2人、と少し怪しい雰囲気になってきた。
行く末を見守っていると画面いっぱいにキスする2人が映し出される。
普段からあまり恋愛ドラマを見ない💛は少し緊張してしまう。
次第に、舌を交わし濃厚なキスをしているテレビの中の2人。
制作期間は己の欲などに構わず、全てを楽曲に捧げていたので、体の奥底に沈んだ色欲が沸々とドラマに感化され、芽生え出す。
自分だけがこうなっているのかと不安に思い、💛は💙を伺い見ると💙も💛を見ていた。
気恥ずかしさ故に目線を逸らそうとしたが、上手く出来ず💙の視線に捕えられてしまう。
💙「…あの、さ」
💛「…うん」
💙「…今どんな気分?」
💛「………」
いつの間にかテレビの中の2人は横になり、愛し合っているであろう描写がされていた。
正直話すと、このまま2人の様にベッドで1つになりたかった。
だが、そんな事はとてもじゃないが言えず、既に勃ち上がってしまった欲望を隠し俯く。
💙「…俺は、💛を抱きたい」
💛「…っ」
💙「💛を抱いて、でろでろに溶かしたい」
その言葉を聞き、これからされるであろう行為に期待が高まる。
💙に触れられたい。
💙を受け入れたい。
💛「…俺、も」
精一杯に絞り出した声が💙に届いた途端、テレビも付けたまま腕を引っ張られ寝室に連れ込まれる。
優しく寝かされた後、💙との距離が0になった。
💛「んっ」
💙「…っふ」
💛は耳を塞がれ、舌が絡むくぐもった水音が腰に重く響く。
お互いが離れた時には息も絶え絶えで、糸が引いていた。
💛はあまりの快感に、目に涙を浮かべた。
💙「…服、脱がせていい?」
💛「…うん」
実は、今日💙宅へ来るまでにこうなる事を期待していた。
なので、あえて前がボタンの脱がせやすい服を着てきた。
服を脱がされると、興奮からか寒さからか乳首はぷっくりと膨れ上がっていた。
💙「触って良い?」
💛「…聞かないで」
そう言うと頭を撫でられ、立ちあがったそれに優しく触れられる。
💛「…あっ」
💙「💛ってここ好きだよね」
💛「んっ、はぁっ」
感触を楽しむかの様に少し突いた後、カリカリと弾かれる。
💛「そ、れっ…だめっ」
💙「ん?何が?」
「分かってるくせに」と内心悪態を付くが、自分も恥ずかしくて口に出せずされるがままになっている。
💙「気持ちよさそうだね、💛」
💛「あっ、ほんっ、とに…!」
💙「やめてほしい?」
💛「っ、」
💙「どうしてほしい?」
💛「……やめ、ないで…っ」
口では嫌だと言っても、本当は気持ちいい。
💙の温かい手が触れている事が嬉しい。
💛の望み通りに弄られていると、ふと動きが止まった。
💛「…んあっ!?」
不思議に思った矢先、💙の口に含まれる。
じゅるっ、ぴちゃっ
指とは段違いの熱さの口内で、吸われ転がされる。
💛「ひあっ、やっ、っぐ…♡」
💙「…ひもち、いい?」
💛「しゃべっ、ら、ないでぇ…!」
💙「言うまれっ、やめない…」
💛「あぁっ…!♡も、いぃから…!」
💙は💛の背中を抱き寄せ、さらに離れない様に密着して抑止の声も聞かず、器用に舌で転がして次第に甘噛みをする。
💛「んんっ…!きもち…、いいっ、からっ♡」
💙「…♡」
💙の動きによって💛が翻弄されるのを見て、💙の欲が満たされ微笑む。
💙が満足して口を離した時には、💛のズボンに染みが出来る程だった。
💛「…はぁっ、はっ…」
💙「…ははっ、ここ、もうこんなになってるよ」
💛「あっ!♡♡」
一連の流れで硬くなったそれを触れられた瞬間、ビクンと体が大きく跳ねる。
💙「…こっちも脱がせるから」
下着と一緒に脱がされ出たそれは、先端から透明な汁を溢し、与えられた快楽に反応してそそり立っていた。
💙「…えっろ」
ベッドの上で寝かされている恋人のしなやかな身体に、💙は興奮が止まらず見つめる。
💛「💙も脱いで…ッ」
💙「…あ、うん」
あまりに凝視され、さすがに居心地悪くなった💛は先を急かす。
💙はサイドテーブルの引き出しからローションを取り出して、手のひらで温める。
💙「…指、挿れていい?」
💛「…うん」
💙「痛かったら言って」
💛を気遣う優しさに少し心が温まった直後、穴に触れられる。
💛「…っ」
💙「大丈夫?」
💛「うん、…続けて?」
💙の指が1本入り、中でくねくねと動く。
💛「っ、ぅっ…」
💙「💛、力抜いて?」
💛「…んっ、」
ぐちゅぐちゅと音を鳴らし、中を開拓される感覚に身体が強張っていると、💙は💛の乳首を捏ねた。
💛「あっ!?♡」
💙「…2本目入ったよ」
💛「…っ、あっ♡」
💙「気持ちいいね…♡」
💛「…ふっ、んぅ♡」
徐々に指を増やされ、乳首も弄られ、この先の強い快楽を求めて腰が無意識に動く。
💛「…あっ」
💙が中をほぐしていた指を抜き、ゴムを付けた。
その動作から、いよいよ…と鼓動が高鳴る。
ほぐれた穴に、💙の先端が当たる。
💙「挿れるね」
💛「…んっ」
先程までほぐしていた指とは比べ物にならない物量の物が入り、息が詰まる。
💛「っ、ぐっ…、っう…」
💙「…っ、きつ…」
💛「んんっ…はっ、」
💙「💛、リラックスして」
そう言いながら、また乳首に触れられる。
💛「んぅっ、やぁっ…!」
💙「っ、」
💛「うぅっ…はぁ…♡」
💙「…入ったよ」
💛の額の汗を拭いながら、💙はゆっくりと動き始めた。
💛「んあっ!♡あっ♡」
💙「💛の中っ、ぐちゅぐちゅで…、あったかい…!」
💛「…っ、♡♡♡」
💙「…もっと、動いていい?」
💛「…ひぅ、ぁっ…♡っ、💙のした、いっ、様に…して…っ」
💙「っ!…なにそれ、可愛すぎっ…!」
💛「んぅっ!!♡♡♡」
💛の一言に理性が飛び、💙の本能のまま腰をぶつける。
💛「あっ、あっ!!♡♡♡」
💙「っ、ぐっ、きもち、いいっ…!」
💛「やぁっ、はっ、あぅっ!♡♡♡」
💙「…💛、舌、出してッ」
💛「っ、んっ♡」
💙「っ、ちゅっ、じゅる、」
💛「んむっ…♡ぷはっ…♡んんっ♡」
💙「っ、💛、イク時はっ、言ってっ」
💛「あっ♡あっ、んんっ!♡やっ♡」
💛「あっ、あっ…!もぉっ、イ、きそっ…!♡♡♡」
💙「ん、っ、いい、よ…!イッ、て!」
💛「ああっ!!い、く…!イクッ……!!!♡♡♡♡」
💙「っ、俺も…イくっ…!!」
💛「~~~~ッッッッ!!♡♡♡♡♡」
目が覚めると、💛は💙に抱きしめられ向かい合っていた。
あれから気を失ったのだと気付くには、そう時間は掛からなかった。
💙も行為中は本能向き出しの雄だったが、改めてこうして見ると可愛らしく感じる。
💛「……」
そっと、興味本位で眠る💙の頭を撫でる。
💙「ん~…」
起こしたかと焦ったが、すやすやと変わらず気持ち良さそうに眠っている。
そうした時間が続くと、睡魔が襲い💛もまた眠気に身体を委ねた。
コメント
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フォロー失礼します。 刺激的でドキドキしながら読ませていただきました。次回作も楽しみにしています。