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鬼島くんとシーナさん

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鬼島くんとシーナさん

30 - 30話*鬼の花火*②

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2022年03月29日

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花火大会当日。

私と広子ちゃんは浴衣で行く事にした。

待ち合わせ時間の前に、広子ちゃんのお家で、広子ちゃんのおばあちゃんに一緒に着付けをしてもらってから会場へと向かう。

「今日 みんなでじゃなくて、鬼島と二人で行かなくて良かったの?」

「うん!せっかく永井君とか杉田君とも仲良くなれたんだし、みんなで遊べたらなって思ってたから……」

「ふーん……」

不自然じゃないよね?

広子ちゃんに勘付かれてしまわないか冷や冷やしながら、待ち合わせ場所へと到着した。

辺りを見回すと、私達が一番最初に到着だったみたいでまだ誰も来ていなかった。

「ちょっと早く着き過ぎちゃったね」

「ん?あれ、永井じゃない?」

広子ちゃんの視線の先を見ると、永井君がこちらに向かって歩いて来ているのが見えた。

あれ?誰か……女の子?が一緒?

「ねー……雄太ぁ。お兄ちゃんと猛以外にも雄太のクラスの********************

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