「結構擦りむけてんな。絆創膏とかあるか?」
「うん、持ってる」
ベンチに座った所で、猛君が私の前に屈んで、下駄を脱がせてくれる。
巾着から絆創膏を出すと、擦りむけているところにベタベタと貼ってくれた。
「こんだけガードしておけば大丈夫か?」
「うん!気付いてくれて、本当にありがとね」
「おう」
そう言うと、猛君は私の隣りに座った。
「今日本当は、杉田君と広子ちゃんを二人にさせようって永井君と作戦立ててね。全然役に立てなかったんだぁ……」
「そうだったのか。この後、永井が上手くやるだろ。あいつこういうの得意だし。永井も、よく嘘下手な結衣に頼んだよな 」
「え!?うぅ……猛君も下手なのに……」
「お、俺はそんな事ねぇだろ!」
猛君と話していると、ケータイに永井君から上手く二人にさせたとの報告のメッセージが入っていた。
「あ!上手く二人に出来たって!」
「そ******
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