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赤葦からの問いに、先に口を開いたのは木兎で

「ん~?そうだな?〇〇とは、やっぱり小さい時からずっと一緒だし…どっちかっていうと兄妹だな!」

と、あっけらかんと話す木兎とは逆に、

〇〇は少し複雑な気持ちで、苦笑いしながら、

「あんまり、そんなこと考えたことなかったなぁ。」

と返すに留めて複雑な表情をしていた。

赤葦は〇〇の複雑な表情を見て…何故か、胸が締め付けられるような感じがして、自分の気持ちを何となく理解しながら…〇〇の木兎に対する気持ちにも気付いてしまい、赤葦自身も複雑な気持ちになった。なんだか、2人は空気が少し重く感じて、木兎が、

「なぁ、赤葦!明日は土曜日で、部活は朝9時からだし、もう遅いからな、うちに泊まってけば?」と脈絡もない会話を始める。2人は驚きつつも会話がかわり、なんだか安心する。

「あ!◯◯、晩飯なんだけど…」

木兎が言いかけた時に、

「光太郎、安心して…夕飯は多めに作ってあるから…ヒレカツもお母さんがたくさん用意してくれてるはずだから大丈夫!」

と、◯◯は応え、光太郎が、

「さすがだよな!◯◯!」

と◯◯を褒める。◯◯は嬉しそうだけど、どこかぎこちない。赤葦はそんな◯◯の様子を見て

「いえ、おれの家は遠くないですから帰りますよ」

と、木兎に断りをいれる。木兎は

「なぁ…あかぁ〜しぃ…泊まってけよ!な!」

と、赤葦にしつこく絡む。

「えっ?でも…迷惑になりますから、帰りますよ」

なおも、赤葦は断る。さらに、しつこく絡む木兎。◯◯はそんな2人を見かねて、

「赤葦くん、ごめんね。こうなった光太郎は人の話聞かないか、今日は泊まっていってあげて欲しいんだけど…やっぱり、無理なかぁ…」

赤葦は◯◯にまでお願いされると断れなくて、

「えっ?あ…わかりました。今晩お邪魔します」

と、返事をした瞬間、木兎が

「やったぁー!あかぁ〜しぃ…やっぱり、お前っていい奴だよなぁ!」

と、嬉しそうにはしゃいでいる。


赤葦京治:恋は突然に...~おれが一生支えますから~

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