最近ノベルにハマってる。
憂鬱な現実
一応青赤メインの赤愛され
兄弟パロ 通報×
うるさい電子音に今日も起こされた。
今日も気分は最悪だ。
俺の気分とは裏腹に空は朝日で輝いている。
むかつくくらいにいい朝だ。
いつまでもこうしては居られない。
また怒られてしまう。
休み癖を治すために、学校へ行かないと。
でも頭が痛い。お腹も痛い気がする。
駄目だ、どれも言い訳にしか聞こえない。
重い体をなんとか動かして支度を済ませる。
すると突然扉が開いた。
俺よりも遥かに大きい、兄が立っていた
桃)りいぬおはよ、起きてたんだな
赤)うん…。
朝からあまり喋りたくないし、まず人と話すのは疲れる。
なので一言頷き、また自分の荷物の方へと視線を戻した。
兄はあまりいい顔をしていない様子
また案の定怒られる。
桃)お前なぁ、挨拶くらい返せよ
ったく、可愛くないなあ…
そうですよ。可愛くないですよ。
そんなこと自分が1番分かってるんだからわざわざ口に出さなくたっていいじゃん。
ていうか、早くどっか行って欲しいのにまだ扉の前に突っ立ってるし
赤)さとにぃ、退いて
桃)…人の話聞いてたか?
赤)知らない。
まだ後ろでごちゃごちゃ言っている兄を置いて、
リビングへと降りた。
リビングは騒がしかった。
楽しそうに話す声、テレビの音、料理を作っている音。
何もかもうるさく感じてしまう。
紫)りいぬくんおはよ、早起きして偉いね
赤)うん、
こんな駄目な人間にも優しくしてくれるななにぃは兄弟の中で唯一好きだ。
すぐ注意して怒ってくる奴と大違い。
桃)ぁ、またお前挨拶返してない、!
紫)こら、お前って言わないの
桃)だって、!
キッチンの棚を開ければ、俺専用のパンなどが入っている。
そこから1つの菓子パンを取った。
橙)まぁた、体に悪いの食べとるし…
また注意された。関係ないのになんでいつもいつも。
黄)あー!それ僕の好きなやつ!
りいぬちょーだい!
またうるさいのが来た
俺より年下の癖にりいぬと呼びぐいぐいと来るこいつが気に食わない。
紫)それはりいぬくんのだからだーめ、
黄)なんでっ、?!
僕だって食べたいもん、!
紫)るぅとくんにも買ってきてあげるから、
黄)やだ、いま食べたい、!
納得させるのは無理だろう。
忙しいななにぃを困られるなよ、
あー、また俺が我慢しなくちゃいけないし
赤)やっぱり要らない、るぅと食べれば
黄)いいの、?!
やった!りいぬありがと、!
その顔むかつく。
末っ子は我儘言えばなんでも叶っていいですね。
紫)りいぬくん朝ごはんは、?!
そんな声を無視してまた部屋に戻った。
あー、もう学校行く気分じゃなくなった。
またベットから動けなくなった。
全部にむかつく。
学校に行ってもストレスは消えない。
俺が心安らぐ場所なんて存在しない。
すると突然、扉がノックされた。
ノックをしてくる人は兄弟の中でななにぃと、
青)りいぬくんおはよ
赤)ころちゃん…
青)お腹空いてるでしょ?
昨日も食べてないもんね
赤)いい、食欲湧いてないし
青)んー、じゃあプリンは?
赤)それるぅとのじゃん、いい
青)これは僕が昨日買ってきたやつだから
赤)じゃあころちゃんのじゃん
青)りいぬくんのために買ってきたの
食べて欲しくて買ってきたの
あ、でも無理に食えとは言わないよ
赤)…食べる
ころちゃんは俺によく餌付けをする。
内緒でお菓子を買ってきては俺に食べさせてくれる。
俺とは1個下で学校でもよく見かけてしまう。
その時の楽しそうな爽やかな笑顔が心底羨ましい。
いまもちらっところちゃんの方を見れば綺麗な横顔が見える。
澄んだ水色の瞳はキラキラと輝いている。
俺の濁ってしまった黄色と紫色の瞳とは大違いだ
結局単位が危ないため、学校に行くことにした。
ころちゃんが教室まで送ってくれた。
まるであっちの方が年上っぽい。
学校では無理にでも明るく振る舞わないといけない。
1人が好きだけど独りは嫌だから。
虐められないように、ハブられないように、
もぶ)さっきの子、めちゃくちゃ整ってんな!
もぶ)なー、彼女いそー
弟だっけ、彼女いるの?
赤)ぁ、ぇー、わかんない、笑
もぶ)いや、ああいうイケメンは必ずいる!
もしかしてりいぬが彼女かぁー?
赤)は、ないない、笑
そしてやっと放課後になった。
帰宅部の俺は急いで家に帰る。
青)あ、りいぬくんー!
赤)ころちゃん、
青)今日部活ないから一緒に帰ろー!
赤)ぇ、うん、
2人で下駄箱に向かい、帰ろうとすると
もぶ)ぁ、ころんくん、!
良かったら一緒に帰らない…?
青)あー、ごめんね
今日一緒に帰る人いて…
もぶ)…だれ、?
鋭い視線がこっちを向く。
青)僕の兄だよ
もぶ)ぇ、、ぁー、そうなんだ
絶対いま、こいつが兄なの?って思われた。
だから兄弟たちとは関わりたくないのに
てかころちゃんも俺なんか置いてこの子と帰ってよ。
赤)ころちゃん、俺用事あるから
青)ぇ、そうなの?
赤)…うん、だからばいばい
家に着いて、すぐに自分の部屋に行く。
誰とも会いたくないから。