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#あべさく
もずくぷりん
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愛月☆
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junp_Sn-Fk.
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五月の終わり。
中間テストまで一週間。
教室には問題集が広がり、いつもより騒がしさは少ない。
照は数学のプリントを眺めたまま、大きく伸びをした。
「昨日も部活だった?」
友人が聞く。
💛「帰ったの九時過ぎ」
「そのあと勉強?」
💛「一応」
「寝ろよ」
💛「寝たら終わる」
「それ毎回言ってるじゃん」
照は苦笑いを浮かべた。
────────
五時間目。
現代文。
教科書を開いたまま、照の意識は何度も遠のく。
「……岩本」
名前を呼ばれて顔を上げる。
「読んで」
💛「あ、はい」
教室が少し笑う。
照はなんとか読み終えたものの、先生に言われた。
「昼休み少し寝とけ」
────────
昼休み。
教室は弁当を食べる声で賑わっている。
眠れる雰囲気ではない。
照は少し考えてから席を立った。
自然と足が向かったのは保健室だった。
コンコン。
💜「どうぞ」
ドアを開ける。
深澤は書類を整理していた。
💜「珍しい」
💛「眠くて」
💜「熱は?」
💛「ないです」
💜「体調悪い感じ?」
💛「寝不足です」
深澤は少しだけ笑った。
💜「それならベッド空いてるよ」
💜「昼休み終わったら起こす」
💛「いいんですか」
💜「そのための保健室でもあるから」
照は少し遠慮しながらベッドへ横になった。
カーテンが閉められる。
外の声が少し遠くなる。
────────
「……岩本」
優しく名前を呼ばれる。
目を開けると、白いカーテンの隙間から光が差していた。
💜「あと五分で昼休み終わる」
💛「……寝てました?」
💜「十五分くらい」
照はゆっくり起き上がる。
頭が少し軽かった。
💛「すみません」
💜「謝ることじゃない」
💜「ちゃんと休めた?」
💛「はい」
深澤はカルテを書きながら言う。
💜「睡眠不足は怪我の原因にもなるから」
💜「大会近いならなおさら」
照は少し驚いた。
💛「大会、覚えてたんですか」
深澤はペンを止めないまま答える。
💜「前に言ってたから」
それだけだった。
特別なことではない。
でも照は少しだけうれしかった。
────────
保健室を出ようとした時。
一年生の女子が慌てて入ってきた。
「先生! 鼻血が止まらなくて……」
💜「はいはい、こっちおいで」
深澤はすぐに立ち上がる。
さっきまで照と話していた空気とは違う。
先生として自然に動いていた。
照はその姿を見て、小さく会釈をした。
💛「ありがとうございました」
深澤は振り返って笑う。
💜「午後も頑張って」
その笑顔を見てから、照は教室へ戻った。
午後の授業中。
ふと保健室のことを思い出す。
静かで、落ち着いていて。
たった十五分だったのに、不思議と心が軽くなっていた。
(また眠くなったら行こう)
そんなことを考えながら、照は窓の外へ目を向けた。
保健室はまだ、ただ少し居心地のいい場所。
照にとって、深澤はまだ”先生”でしかなかった。
コメント
2件
“まだ”!! 楽しみすぎる
第4話、ほのぼのした保健室の空気がすごく好きでした🌙 照くんが眠くてふらっと訪れるところ、深澤先生の「前に言ってたから」って何気なさに照くんがちょっと嬉しそうになるの、じんわり温かくなりました。 15分の休息で心が軽くなる感覚、分かるなあ。 最後の「まだ”先生”でしかなかった」が、これからの関係性の変化を予感させてドキドキします。 続き、楽しみにしてます🤍