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浅草の街は人がいっぱいでとても賑わっている。こんな都会に来たことがないから正直どこを歩いていいのか分からない。
____ふとした瞬間鼻を刺すような匂いがした。これは鬼だ。匂いを辿って近づく。匂いが強くなる。それもどこかで嗅いだ匂い。なんだ、、、思い出せ。
そうだ。家で嗅いだ匂い。家族が倒れていた。かすかにこの匂いが残っていた。ということはつまり………家族を殺した鬼がここにいる…!!
居た、あいつだッ!俺は咄嗟にそいつの腕を掴んだ。
_____こいつッ!人間に化けて暮らしているのか!?なんて卑怯な!
「お、お前はッ!」
?「人違いではないですか?」
妻「どうなさいました?」
?「いや、なんでもないよ。では、私はこれで」ニヤッ
「なんだか嫌な予感がする…」
? グサッ(通りすがりの人に血を与える)
「!!」
人 (○゚∀゚)ガハッ∵∴
「大丈夫ですか!!」
人「くッ…」
「?」
人「グァァァァァァ!」
「!!」
通行人「鬼か!?」
通行人「なんだあれはッ!」
ザワザワ……
?「惑血 視覚夢幻の香」
「!?」
?「行きますよ、さぁ早く!」
「は、はい」
(この人も鬼……なのか、?)
______目が覚めたら謎の館にいた。ここはどこなのだろう。
?「目が覚めましたね」
「あ、あなたは…?」
?「申し遅れました、私は珠世と申します」
「失礼な事聞いても?」
珠「えぇ、どうぞ」
「あなたも鬼ですよね…なぜ助けてくださったのですか?」
珠「私は………昔は鬼舞辻の付き人でした。ですが私はあいつを恨んでいます。心の底から……!」
「そうですか…」
珠「だから必ず……私たちが生きている間にあいつを殺そうと…そうですよね、愈史郎」
愈「はい、珠世様!」
「あなたは、?」
愈「お前に名乗る名など無い」
「ゆしろう、さん?」
愈「だ、黙れッ!」
珠「愈史郎」
愈「ですが!」
「あの……」
愈「なんだ」
「お二人共、助けていただきありがとうございましたニコッ 」
珠「いえ、私たちはやるべきことを………愈史郎、?」
愈「お、ぉぉぉ、お前ッ!//////」
珠「あら?」
「?」
愈「べ、別にお前のためじゃねぇし…////」
「そうですか…( ´・ω・`)」
愈「フン」(´-ω-`)フイ
珠「愈史郎、耳が真っ赤ですよ」
愈「言わないでください!///」
「???」
珠「後ろの箱に入っているのは鬼ですか?」
「あ、そうです。俺の妹なんです。鬼だけど人を襲わない優しい子です」
愈「人を襲わない鬼……もしかしたらあの可能性も…」
珠「そうですね、鬼舞辻の支配を解いているのかもしれないですね」
「支配、??」
珠「あ、そうですね……鬼舞辻は全ての鬼を自身の支配下に置いているんです。奴の名を口にした者はその支配による呪いが発動し、亡き者になってしまう…」
「そんなことを…」
珠「えぇ、そうです。私はそのようなやり方が気に食わない…!」
「同感です」
愈「ところでお前、それはなんだ? 」
「それ、と言うと?」
愈「それだそれ、その毬のような」
「毬、?」
愈「なんだ、お前のものじゃないのか」
「この毬………鬼の匂いがする」
愈「!?」
愈 (血鬼術発動)
愈「!! 」
愈「まずい、俺らの居場所がばれた!!」
ドガァン!!
愈「まずい、来た!」
珠「…落ち着きましょう」
「はい」
?「標的はどこだ?」
?「そう急ぐでない」
「あれは…毬の鬼と、あれはなんだ?」
珠「気をつけてください」
「はい…」
?「我は朱紗丸、こいつは矢琶羽だ!花札のような耳飾りの鬼狩り、貴様だなぁあの方が仰っていたのは!」
「あの方?」
朱「あの方はあの方だ」
「あの方って誰?」
朱「あのお方の名を口にしたら我は……」
「教えてくれないの…?」
朱「し、しかしッ!」
「教えて、お願い🥺」
朱「し、仕方ないな!貴様にだけは教えてやろう!あのお方とはッ!」
矢「お前、馬鹿なのか?」
朱「なッ!バカはお前だ!」
「せっかく上手くいくと思ったのに…」 (・д・)チッ
愈 (こいつ、やばい!)
「ねぇ…喧嘩しないでくれる?」(重圧)
2人「Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ 」
「大人しく俺に倒されてよ、ね?ニコッ」
2人 :( ;´꒳`;):
「大丈夫、じっとしててくれたら痛くはしないよ」
朱「ケッ、乗るか貴様の作戦なんかに! 」
「そっか………残念」
「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り」
朱「くらうか!たかが小僧の分際でッ!」
ボトッ(頸落)
「自分の強さを高く見積っちゃう人って、可哀想だよね」
矢「なッ!?」
「君もだよニコッ」
矢「ク、クソッ!」
「大丈夫、優しくするからねニコッ」
矢「ッ!」
矢 (血鬼術発動)
「わッ」
矢「ハァハァ…」
「へぇ…君の血鬼術ってそういうのなんだ」
矢「……」
「あれ、疲れきってない?大丈夫?」
矢「疲れてなどない」
「そう?てっきり疲れてるのかと思った笑」
「だってさ、疲れてないなら背後とられてもわかるよね」
矢「は!?」
「大丈夫、痛くないよニコッ」
ザシュッ(斬)
矢「(○゚∀゚)ガハッ∵∴」
「よく頑張りましたニコッ」
「さて、これからどうしようか…」
愈珠「…………」
愈 (俺はただひたすらにあいつが怖い…)
「鬼ってあんな弱いやつばっかなのかなぁ」
愈「………は?」
「?」
愈「お前あの鬼が弱いって……?」
「え、うん」
珠「凄いですね…まだ成り立てでしょうに…」
「そうでしょうか…」
「とりあえず先を急ぎましょう」
カリカリ(箱掻)
「ん?どうした禰豆子」
禰「ムゥ…!」
「ん?」
珠「なんでしょうか…」
鴉「カァカァ」
「あ、鴉」
鴉「次は南南東!」
「まじ?早くね」
鴉「南南東!!」
「わかったから…」
珠「あ、炭治郎さん」
「はい!」
珠「これを」
「これは…?」
珠「これは鬼の血を採血するための小刀です。これを鬼の体の一部に刺すと自動で血を採ってくれます。」
「なるほど…」
珠「禰豆子さんを人間に戻すための手助けになるかと」
「わかりました!」
珠「この道具は愈史郎の術で創られた猫が私たちの元に届けてくれます」
「猫が!」
珠「えぇ」
「わかりました!では次の任務に向かいます!」
珠「えぇ、お気をつけて」
愈「その辺で死ぬんじゃねぇぞ!」
「はい!」
南南東……この当たりだろうか…
ん?道の真ん中で倒れている人が…鬼殺隊の制服…仲間か?どうしたのだろう………。
「あの、どうされました?」
?「……」
「あの、?」
?「もう嫌だよぉ……」
「?」
?「また失敗しちゃったよぉ…」
「何がですか、?」
?「だから、プロポーズだよぉ!!!」
「……」(何だこの人)
?「今なんだこいつって思ったよね!?」
「え、まぁ…」
?「酷いよそうやって!」(顔見)
?「ッ!?」
?「こんのぉ………イケメンがよぉ!!!!!イケメンには非モテの気持ちなんか分からねぇんだよ!生きてるだけでチヤホヤされて嬉しいか、あぁ?💢」
「えぇ………とりあえず怒るのやめて、?怖いなぁ🥺」
? Σ(°꒫°๑=͟͟͞)➳♡ズキュン
?「ねぇねぇ!君名前何!俺、我妻善逸!」
「お、俺は竈門炭治郎だが……情緒不安定か、?」
善「そっか!炭治郎って言うのか!」
「あ、あぁ…」
善「ところで!もしかして炭治郎もあっちの方角で任務?」
「そうだな」
善「ならさ!一緒に行こうよ!多分同じところでしょ!屋敷で行方不明ってやつ!」
「まぁそうだな、知り合いはいた方が心強いしな」
善「やったぁ!!!」
「善逸は任務が好きなのか?」
善「任務、、、?」
「?」
善「いやぁぁぁぁぁぁ!今から鬼の巣窟に行くの!?!?いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「うるさいよ善逸…」
善「@#&☆¥%*$♪♡」
「………」
「善逸……静かにして、?🥺」(上目遣い)
善 (///ω///)ボッ
善「はい!是非とも静かにさせていただきます!!!」
「(´Д`)ハァ…」
「行こう善逸」
善「はいぃ!!!」
ここは………鬼の匂い……。
この屋敷はなんだろう、とても嫌な予感がする。
善「た、たんじろぉ………ここ凄く嫌な音がするよ:( ;´꒳`;):」
「そうだな、嫌な匂いだ。多分この屋敷自体が鬼の血鬼術なのかも」
善「嘘でしょ!?」
「まぁ何とかなるよ」
善「怖いんだけど…」
「ほら、早く入るよ」
善「えッ!?!?」
善「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「うるさいなぁ善逸は…」
カリカリ(爪掻)
「ん?どうした禰豆子」
善「い、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!!中から物音が!?!?」
「善逸、大丈夫だ。妹の禰豆子だ!」
善「は、?」
「うーん……禰豆子も連れていくか…?」
善「ね、ねぇ…その禰豆子ちゃんって……」
「あぁ、鬼だニコッ」
善「はぁぁぁぁぁ!?!?」
「うるさいなぁ……早く行くぞ」
善「あ、ちょっと炭治郎置いてかないでよぉ!!」
うーん…。鬼の匂いが良く掴めない。もしかしたら屋敷自体になにか特徴があるのかもしれないな。
「善逸」
善「Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ」
善「たたた、炭治郎驚かさないでよ!」
「大丈夫、善逸は強いよニコッ」
善「は、はいぃぃぃ!!!」
「こっちかな」
善「たぶん…?」
「あ」
?「貴様ら……小生の館に勝手に入るとは……癪に障るッ!」
「あれ……下弦かな」
善「は、はぁぁぁぁ!?なんでこんなとこに十二鬼月いるわけ!?!?」
「善逸大丈夫、落ち着け」
善「落ち着けるわけないでしょ!!!!!」
「全く……」
「ほら、もう大丈夫だから」ボワッ
善「だってまだあいつッ!」
善「は、、、?」
?「なぜ既に頸が斬られておるのだッ!」
善「はぁぁぁぁぁ!?!?」
「シ━━━ッd((ˊ皿ˋ ;)」ニコッ
善 Σ(°꒫°*=͟͟͞)➳♡ズキュン
「君、名前は?」
?「響凱…」
「そっか、響凱。辛かったね。」
響「!!!!!」
「君は誰かに認めてもらいたかったんだよね。大丈夫、君の強さは認めるよ。」
響「!!!!!」
「それを俺が上回っちゃっただけだニコッ」
響「く、クソ……」サラァ(消)
?「猪突猛進ッ!!!!!」
「ん?あれは」
善「なにあれッ!?!?怖い!!!!!」
「………」
?「わーっはっはっは!!」
「止まれ」(圧)
?「おわッ!?!?」(ビリビリ)
「止まってくれた…」
善「たたた、炭治郎さん……?」
「?ニコッ」
?「ッ!!!!!」
?「おいてめぇ!俺の子分になれ!」
「えーっと、その前に君、名前は?」
?「はッ!聞いて驚け!俺様は山の王、嘴平伊之助様だ!!!!! 」
「………ニコッ」(圧)
「ハ、ハシビライノスケデス」
「そうか、伊之助って言うのか!ニコッ」
伊「ウン」
「伊之助はどうして猪の被り物を被っているんだ?」
伊「猪に育てられたからなッ!」
「そうなのかニコッ」
伊「おうよ!」
善「気持ち悪…」
伊「あ”ぁ!?なんだテメェ!弱味噌が!」
善「酷い!」
「伊之助も善逸も言い過ぎだぞ」
伊「だってよぉ!」
善「だって!」
「だって、何?ニコッ」(圧)
2人「ナンデモナイデス…」
「そうかニコッ」
「それより、もう日が暮れてしまったからどこかに泊めてもらおう」
善「あ、それなら藤の家紋の家がいいと思うよ」
「そうなのか?」
善「うん、藤の家紋の家は昔鬼殺隊に助けられて以降鬼殺隊の隊士にはおもてなしをしてくれるらしいよ」
「へぇ」
伊「おっしゃ!俺が一番乗りだ!!」
「全く……」
善「い、行こっか炭治郎」
「?おう」
そこから藤の家紋の家に着いた俺たちは、たくさんのおもてなしをされ、気づいたら寝る時間になっていた。
「ご飯美味しかったなぁ」
善「そうだね!」
伊「あの天ぷらってやつ…食べるとほわほわするんだよな」
「そうか、好物が見つかってよかったなニコッ」
伊「ッ!?!?/////」
善「ちょっと!炭治郎は俺のだからなッ!」
伊「う、うるせぇ!弱味噌が何ほざいてやがる!」
?「む、むぅ!」
「ほら……ふたりがうるさくするから禰豆子が起きたじゃんか」
禰「むぅ!」
善「Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ」
伊「あ?なんだ?」
禰「む?」コテン
善「………は?」
伊「権八郎の妹か?」
「そう、禰豆子だ」
禰「むー!」
善「………兄弟揃って顔面偏差値の鬼…」
善「羨ましい限りだな畜生がッ!」
「何をキレてるんだ善逸、シワ増えるぞ」
善「やかましいわ!」
「禰豆子…お兄ちゃん怖いよぉ…」
禰「むぅ……」
伊「こんな弱味噌からは俺が守ってやるぜ!」
「そうか!伊之助は頼もしいな!ニコッ」
伊「おう!////」
「善逸?ニコッ」
善「あ、…////」
「(´Д`)ハァ…全く」
✂︎—————–㋖㋷㋣㋷線——————-✂︎
続くー