テラーノベル
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電気も付けず布団の上にいるロウさん
「どうしたんですか?」
「‥‥‥‥‥‥」
「ロウさん?」
俺はロウさんの隣に座って肩を撫でる
俺に触れられると体をビクつかせた
「傷痛いとか?」
「‥‥北見」
「はい」
「俺‥‥今日の任務中妖気を感じれなかった」
「えっ⁈」
「戦うアイツらを守る事すら出来なかった」
「‥‥‥‥‥‥」
「俺‥‥どうしちまったんだ?」
「‥‥ロウさん」
俺の呼び掛けに顔を上げる
その顔は酷くやつれて見えた
「言いたい事があるなら言えよ」
「‥‥近頃ロウさんの様子が変だったのって関係あるんじゃないかって」
「俺の様子が変?‥‥そうかもな。気が散漫だったのは確かだ」
「きちんと眠ったら戻らないですかね」
「寝不足か‥‥寝不足なだけで俺はこんなに弱くなるのか」
「あ、いや‥‥違います!そうじゃなくて‥‥俺が言いたいのはっ‥‥」
俺が言いたかったのはそうじゃなくて、それも一つの要因であって‥‥‥‥
「すまない北見。俺の言い方が悪かった」
「いえ、俺もそれが原因って言いたい訳じゃなくて、色々ある中で‥‥」
「分かってるよ北見が言いたい事。俺も寝不足だけでこうなったとは思ってないから」
ロウさんが俺の手を握る
まだ熱いロウさんの手
「何かあるはずなんだ‥‥でも今の俺じゃ‥‥」
「俺がいます!俺が守るから」
「北見‥‥お前朝になんか言ってたろ」
「はい、夢見て起きたらなんか気配がしてて‥‥」
「俺が何もわからないから何も言えないが‥‥それって本当に居たと思うんだが」
「ここに‥‥だったら結界張ってみましょうか?」
「そうしよう」
俺は家の周りに結界を張った
その間ロウさんは縁側から俺の様子を見ている
結界を張り部屋に戻った
「これで様子をみましょう。結界の中に入ったら俺わかりますから」
「そうだな」
「じゃあそろそろ休みましょう」
「俺は少し起きてる」
「え?でもさっきは休むって‥‥」
「いや、北見は休め」
「ロウさんだって休みましょうよ」
俺はロウさんの手を取り、寝床へと促す
障子を閉め布団の 上に座らせた
「俺はいい」
「いいって‥‥結界も張ったのに」
「眠く無くなった」
「とりあえず体を休める意味でも横になった方が‥‥」
俺はロウさんの肩に手をかけた
その手をロウさんの手で払われる
「俺はいいって言ってるだろっ!」
俺は驚いて俺を突き放すロウさんの腕を掴んだ
「ロウさんどうしたんですか⁈落ち着いて下さい」
「やだ、離せっ‥‥俺は寝たくないんだ!」
「寝たくない?どうして?」
「嫌だっ‥‥寝たくないっ‥‥寝たくないんだ、北見‥‥‥‥俺は‥‥」
ロウさんの体からみるみる力が抜けていく
まるで電池が切れた人形のように
脱力したロウさんが俺の肩に頭を預けた
「北見‥‥‥‥嫌だ‥‥寝たくな‥‥」
「ロウさん‥‥ロウさん⁈」
もう返事はない
一体ロウさんに何が起きてるんだ⁈
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コメント
2件
こ、こや?!どうしたの?こや 弱ってる....北見~こや を助けて~ 続き楽しみに待ってます!!!