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なんか、切ない感じだ… 物語書くのお上手ですね! 僕も早く同性愛が認められて欲しいです
どうか 1日でも早く同性愛が認められる世界になりますように そんな思いを胸に書かせて頂きました ᝰ✍🏻 ここまで 見て頂き有難うございました っ 🙇🏻♀️
attention please .
・青桃
・nmmn
・死ネタ 同性愛否定的表現 有
「 はぁはぁはぁ っ ⋯⋯ 、 ッッ 」
「 どう ッ 、 して っっ ⋯ 、 !! 」
[ ごめんな 、 もう ダメみたいだ
──── は 逃げてな
──────── ]
「 嫌だ嫌だ嫌だ っっ 、 ⋯ !!!!!! 」
彼からのメッセージが脳裏に浮かんで離れない
どうして 、 どうしてこうなってしまったのだろう
彼は 今どこにいるのだろうか
どうして 、 彼は 、 彼は ⋯⋯
《 居たぞ っっ !!!! 》
《 今すぐ 捕まえろ ッッッッッ !!! 》
「 っぇ 、 ⋯⋯⋯⋯ ッッ 、 」
もう 、 来てしまったのか
なんて 冷静になれる暇なんてないくせに
《 っっ 、 乾財閥のお坊ちゃまだぞ ッッッッッ !!!!! 》
「 ッッ ⋯⋯⋯ 、 やめろ 、 」
やめてくれ 、 どうか その名を呼ばないでくれ
⋯⋯ 嗚呼 、 やっと この鎖から解放されたと思ったのに
【 いいか 、 絶対に我が一族の名を汚すような事はするなよ 】
【 そんなものがなんだと言うのだ 、 ずっと1位で居なければ意味は無いだろう 】
【 お前の見合いが決まった 、 無論 逆らうことは許さない 】
【 馬鹿馬鹿しい 、 男同士の恋愛なんて気持ち悪くて仕方ないだろう 】
「 あのっ 、 くそじじい ッッッッッ !!!!! 」
舌打ちをしたって アイツに届くわけないのに
「 ⋯⋯ っは 、 ッッ 、 どけよ っ 」
「 ⋯⋯⋯⋯ どういう事だ 、 ないこ 」
目の前に居るのは紛れも無い 俺の父親だ
まぁ 、 もうこの人とも縁を切るつもりだけど
「 ⋯⋯ 父さんこそ こんなにめんどくさい事嫌いでしょ 、 なんでそんなに俺に構うのさ 」
「 だったら 、 私の言う通りに動きなさい 」
「 はっ 、 それは 幾ら父さんでも無理だね 」
「 ⋯⋯⋯⋯ 、 それならば力付くでもお前を止める 」
「 ⋯⋯ それは無理だよ 、 だってもう 何もかもが遅いから 」
バン ッッッッッッッ キキキキキ ィィィ ーーー ドカ ァァァァァァ ンンン ッッッッッ !!!!!!
「 なっ 、 !? どうして っ 、!!!! 」
「 父さん 、 こんな息子でごめんね 」
『 ないちゃん 、 っ ! 迎えに来たよ ッッッ !!! 』
『 ほんま 無理しすぎやねん 、 っ ! 』
『 あ ― あ 、 りうらが頑張ってつくった 爆弾意味なくなっちゃったじゃん !! w 』
『 ⋯ まぁ 、 そんなのはええから 、 ないこは早く行ってこい っ !! 』
「 ⋯⋯ っ 、 ! うん っ 、 ありがと あにき ッッ !!! 」
「 ん 、 あれ 早かったやん 」
「 ⋯⋯⋯⋯ 心配させんなよ 、 ば ― か っ 」
「 ふふっ 、 ごめん ごめん 、 結構 危ない状態だったからさ 、 w 」
「 んもぉ 、 笑い事じゃないっていうのに ⋯⋯ 」
「 まぁまぁ 、 愛しの彼氏様が迎えに来てくれたんだから 喜んでやぁ ~ w 」
「 はぁっ ? 、 自分だけ先に逝くみたいなメッセージ渡してきた奴を誰が愛おしく思うんだよ っ !!!! 」
「 んふ 、 じゃ 逝こっか 」
「 ⋯⋯ うん 、 逝こう 、 ! 」
そうして 、 俺たちはお互いの背中を力強く押した
⋯⋯ これで もう誰にも文句なんか言われない
父さん 、 こんな息子 どうして殺さなかったの ?
どうして 、 父さんは俺を育てたの ?
これだけは どうも分からないんだよ
何でだろうね 、 どうして 今目の前で泣いている影が
5つもあるのかな ?
はっ 、 なんだ 愛されてたんじゃん 俺
⋯⋯⋯⋯ 俺が1番 馬鹿だったね