テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

あなたの姿が見えなって、1ヶ月。


俺の景色は灰色に染っている。


< 宮 侑 side >


「侑!」と呼ぶ声を探して、今日も、夜な夜な、君の面影を探す。


君と行った、カフェ。


君が足跡を付けた、海辺。


君が楽しそうに笑った、ゲーセン。


朝、あなたの「おはよー!」を待っている。


「ツム、世那ちゃんが心配やのは分かる。やけど、自分も大切にしよぉな。な?」


という片割れの心配を他所に、


「….おん。」と曖昧な返事を残して、今日も、夜の街に貴方を探し出す。


きっと、時が戻れば、貴方にこの気持ちを打ち明けただろう。


「…….優春。」と貴方の名前を呟いても、来るはずないと分かる。


だけど、頭の隅に残った期待を胸に、貴方の名前を呼ぶ。


-…….。


なぜか、貴方が気づいてくれた気がした。



君にこんな檻の中に閉じ込めている。


そんな私は最低だと思う。


< 世那 優春 side >


君は、私の気持ちに気づいてくれていただろうか。


-今じゃ、そんなの分からない。


でも、叫び続ければ助けが来ると信じている。


…そんな自分は馬鹿みたいだ。


そんな時、私は君に呼ばれたような気がした。


きっと、私に気付くのは君が限界を超えた時。




君と、一緒に遊んだ足跡を辿って、光り輝く、夜の街にもう一度君に会いたいと思った。




- ….「優春。」という、君の少し高いような低いようなそんな声が聞こえた気がした。




「- ..侑?」という俺の世界一、大好きな声が聞こえ、


思わず、空を見た。


< 宮 侑 side >


「お前、優春か…?」


と意味のわからない尋ねかたをする。


「、、、うん。」と照れくさそうにする君の顔は世界で1番愛しく見えた。


俺は立ち上がって、貴方の細身身体を自分に寄せて、抱きしめた。


「-…ちょっw侑苦しいわw。」と笑う貴方を他所に目頭が熱くなるのを感じる。


頬に自分の冷たい雫が通るのを感じて、泣いてるんだと自覚する。


「…侑、ちょっと歩こ?ほら、いつも見たいにさ。」と君の提案を聞き、


「お”ん、泣!」と元気よく相槌を取った。


「見て‪、見て‪!空、綺麗ッ!」と指さす先には綺麗な夜空が広がっていた。


「空綺麗なの忘れてたわw。」と言うと、貴方は笑った。


「空、忘れるってなん?w侑は馬鹿だなぁ!こんな綺麗な夜空忘れるなんて!」と貴方の無邪気な笑顔で心臓がぎゅと締め付けられる。


「見て、2人でよく行ったよね。この海岸。」と細く白い足を海に浸からせた。


「そやな…..なぁ、なんで居なくなったん?」

そう、尋ねる。


「急にw?」と笑う彼女は憎く、愛らしい。



そう聞かれ、私はキツく固まった。


1番聞きたくない言葉だったから。


< 世那 優春 side >


「こんな、世界嫌いだよ。けどね、間違っているのは私なの。」と言いながら、


君に顔を向ける。


そうすると、「?」と言う文字が、顔に映っていて、少し面白く感じた。


少し間を置いて、


「侑なんて、嫌いだよ。」と嘘をつく。


こんな、嘘で固まられたような世界でも世界一愛している君には生きて欲しいから。


「、、、は?急になん?!」と立ち上がる君の目の中には私が映っている。


「っ 、、、!俺は好きやでッ!優春の事ッ!!」そんな君の目は嘘ではないと分かる。


『私も好き。』という気持ちを飲み込む、


喉の内側に棘を入れたような痛みをかんじ、


ヒリヒリと音を立てる。


「….ごめんね。」きっと昔なら、『好き』と言えただろう。


でも、私は戻って欲しいと願いながらも頭の片隅では諦めている。


助けを求めても、もう遅い。私の身体は腰まで海水が浸かっている。


「…優春?」と今にも泣きそうな君は、私の好きな人。


「また、いつか、夜じゃなくて、暖かい春の空の下で手を繋いで歩こう?」と言って、


私は夜の海に飲み込まれた。


-….君は何も知らなくていい。きっと。ずっと君のそばにいるから。



彼女は夜の海の中に消えていった。


そんな彼女は最後の最後まで綺麗で美しかった。


< 宮 侑 side >


早朝、4時。自分の玄関を開ける。


片割れ以外いない家にドアの〝ガララ〟という音が響く。


「ツムッ?!帰ってきたん?心配したんでやで..」と、片割れは言いかけた言葉を飲み込んで、


「世那ちゃんと会ったん?」と芯をつかれ、片割れは凄いなぁ。と思いながら


「おん。」と答えた。


「、、、良かったな。ご飯、出来てるで。」とリビングの方から暖かいおむすびの匂いが漂う。


「、、、食べる。」とリビングへ、足を踏み出した。


-…彼女との約束を守る為に俺は、この世界で生きるだろう。



こんな感じです!歌詞を物語にしたイメージでおkです!


私この曲の、〝またいつか春の空を、 二人手を繋いで歩きましょう。〟が大ッッ好きで!!


最後のシーンに入れさせていただきました!


そのおかげで(?)、


世那 優春‐せな ゆはる


ちゃんの字にも、〝春〟という字を使わせて頂きましたッ!


多分、設定知らない方は「なんこれ???」という感じだろうと思いまして!


次回は、詳しい設定を説明させて頂きます!


明日中には投稿予定なので、お楽しみに!


一旦、名前&画像、設定だけ!どぞ。↓↓


画像

世那 優春‐せな ゆはる


高校2年生。侑とクラスは違うが偶然会える日                     がある。


基本、夜行動。


侑との、出会い↪︎家出中の、侑と遭遇。仲良く                          なる。


画像

宮 侑‐みや あつむ


高校2年生。優春とクラスは違うが偶然会える                     日がある。


基本、昼行動↪︎優春の影響で若干夜行動に。


優春との出会い↪︎家出したら、遊ぼと誘われ、                          仲良くなる。



ENDꕤ.。

次回、お楽しみに。


コメントもよろ!

(曲パロのリクもおなしゃす!)



♡↪︎1

この作品はいかがでしたか?

29

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚