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少女指し示す先アロージアは馬を駆る。束ねていない長い黒髪を使い古された軍旗の如く靡かせ、逸る気持ちに身を任せるように前のめりに御する。灰銀色に流線形の馬は清らかな小川のように澱みなく、乗り手を波打たせることなく、全身で躍動し、野原を疾走する。


一方その後方では十二騎が我先にと競るようにして追走している。打って変わって追う馬は猛るように息を吐き、激しく地面を踏み鳴らし、地鳴りと共にアロージアとその馬を猛追している。


馬にとっては何ほどでもない緩やかな丘陵はどこまでもその体を地平の果てまでのびのびと広げ、春と夏の間の高い青空と仲睦まじく混じり合っている。ぬるま湯のような風は馬集団の巻き起こす荒風に揉まれ、青々とした下草に航跡波を残していた。


「ねえ、追い付かれやしないだろうね?」


アロージアが手綱を握る手の甲に貼られた札に向かって呟くと、アロージア自身が答える。


「当然です。私を誰と心得ているのですか? 駆る者イペカラース! 死すらも後塵を拝す神速の徒! その背に触れたる者なし!」

「あたし嫌だよ? せっかく救済機構から逃げてきたのに。こんなところで旅を終わらせるなんて」


アロージアは後ろ髪を引かれるように緑の海原を何度も振り返り、追っ手がすぐそばに迫ってはいないかと確認する。


「杞憂が生ずることすら無礼というものです」イペカラースがアロージアに憮然とした声色で喋らせる。「私の騎乗の魔術を侮ったことを恥じ入らせてみせましょう」


「でも鋼の心臓カルギヌスは普通の馬だろう? 無茶して壊れてしまわないのか?」

「私の愛馬を駄馬とは――」

「そこまで言ってない――」

「カルギヌスは無比の駿馬です!」イペカラースが捲し立てる。「胴も脚も首も何もかもが最速を実現する黄金の肉体を有し、その上私の魔術を把握して最高効率の歩様を成す技術と知恵を持つ。さあ! 準備は整いました! カルギヌスの襲歩ギャロップの律動が私の魔術を更なる高みに押し上げるのです!」


風や矢をカルギヌスの速度に喩えれば陳腐を通り越す。いずれも灰銀色の尾に触れることもできず、風は諦めて散り、矢は力尽きて落ちるだろう。十二騎の追っ手をはるか後方に置き去り、吉兆を告げる流星の如きアロージアとカルギヌスは丘陵を飛び越えるように過ぎ去っていく。


「見えてきた!」


行く先に群衆が待ち受けている。勝軍を出迎えるような歓声と指笛が聞こえる。その群衆のそばをアロージアが通り抜けると同時に喇叭の透き通るような音が高らかに響いた。


「勝ったあ!」アロージアは両の拳を天に突きあげて叫ぶ。「これでしばらく路銀に困らないぞ!」




久々に財布が軽くなった頃、カルギヌスを駆るアロージアは墓場のように寂れた平原を行く。木立ちの葉は落ち、色褪せた曇り空の下、沼の底のような薄暗い道に啜り泣きのような風が吹いている。


カルギヌスは荷馬の如く、アロージアの他に大荷物を背負いつつ、しかし尋常の馬よりもずっと速く、力強く、活気を失った大地を励ますように蹴立てている。


行く手には霧に煙る山々が連なり、獣の歯列の如き稜線も霞んでいる。ずっと後ろには雲の手の届いていない海が広がっており、晴れ晴れとした夏の昼の太陽の日差しが、何もかもを洗いたてのように煌めかせている。アロージアの辿る道は港町から真っすぐに伸びていた。が、もはや潮風も磯臭い香りも市場の活気も届かない。


「私も新鮮な魚を食べてみたかったです」アロージアの喉を借りてイペカラースが愚痴る。

「あたしだって。でも急ぎの仕事だから仕方ないだろ。終わったらまた食べに戻ればいい。それより急いでくれよ。この季節だ。すぐに傷んでしまう」


イペカラースが鼻を鳴らす。


「そんなに実入りが良かったのですか?」

「嫌なこと言うなよ。否定はしないけどさ。領主の息子の依頼だからね」


カルギヌスは平らな道から山道へと入っても、疲れを知らないかのようにほとんど速度を落とすことなく駆けていく。


「まるで山羊か鹿だね。これなら依頼人を余計に悲しませる心配はなさそうだ」

「こんなことは序の口ですよ。なんなら――」


アロージアが手綱を引いてカルギヌスが急停止する。行く道が塞がれていたからだ。どうやら崖崩れが起きたらしく、土と岩が罪なき山道を圧し潰していた。

アロージアは荷が無事なことを確認しつつ、空を見上げて零す。


「迂回路はあるかな。また日が出てきた。これは間に合わないかもしれないな」

「いいえ、間に合わせますよ――」

「君の魔術で?」

「ええ。何も蛇行する山道を辿る必要などなかったのです。さあ、捕まって」


カルギヌスは銀の角笛のように嘶くとほとんど壁のような崖に向かって突進する。

アロージアは悲鳴を何とか堪えて、必死に手綱と鐙と鞍にしがみつく。カルギヌスは緩んだ地面の零れ落ちる土に足を取られることもなく、急坂など及びもつかない崖を平地と変わらない速度で駆け上がっていく。そうして山道へと再び合流した。


アロージアは恐怖をおして感謝する。「助かったよ。予定通りに着けそうだ」

「どうせなら目的地までこうしましょう」

「ちょっと待って」というアロージアの懇願は聞き入れられず、イペカラースの魔術が駆るカルギヌスは道も坂も崖も関係なしに真っすぐに道なき山道を突き進み、涼やかな湖畔に寄り添う宿場町へとたどり着いた。町は関所も兼ねており、一際小高い丘に領主の城館が構えられている。一行は気を緩めることなく、あと少しの道のりを急いだ。


城館に至るとすぐさま門衛に呼び止められ、アロージアは名乗る。


「領主殿のご子息の依頼で参りました。その弟君が不慮の事故で溺死なされ、生家にて弔うべく運んで参った次第です。追って兄君もお帰りになられるでしょう。どうか領主殿に御取次ください」


門衛は半信半疑でアロージアの荷を検めると、真っ青な顔で城館へと飛んで行った。


「常々、人間のように生きたいと思っているが……」とイペカラースが手探りのように呟く。

「初耳だが」

「人間のように死にたいとは思えない」

「贅沢な悩みだな」




懐が寒々しくなった頃、アロージアとイペカラースはとある町の食堂で食事をしていた。イペカラースは野犬の体を借りつつ少しばかり人間寄りに変身し、しかし隠し切れない異形の姿を頭巾付きの長衣ローブで隠している。

そうして二人は机を挟んで向かい合い、ありふれた昼食を楽しんでいた。


「いったいいつになったら着くんです?」とイペカラースが炒めた豚肉を頬張りながら問い質す。

「さあね。カルギヌスの足と騎乗の魔術次第だよ。元々魔術は得意な方だけど、あたしも騎乗の魔術を結構身に着けられたよな」


イペカラースは吼えるような笑い声を頭巾の中から漏らす。


「笑わせてくれますね。貴女などまだまだ仔馬ですよ。深淵なる騎乗の魔術の入り口にようやく立てたといったところでしょう」

「大袈裟だなあ」


「大袈裟なものですか。それと話を逸らさないでください。いつになったら貴女は故郷にたどり着き、私はお役御免となるのですか?」

「そんなに救済機構に戻りたいのか?」アロージアは蜂蜜酒ミードを呷って嘲る。「あんな息が詰まるところ。何をするにも規則規則。決められたことを繰り返すだけの毎日。それに空気も薄い。修行の旅だけは良かったけど」

「それが良いんですよ。真に人間的な生活と言えますね。行き当たりばったりの混沌とした放浪生活は御免です」


「放浪も良いな」

「良いものですか。というか今がまさに放浪生活でしょう」

「逃亡生活の間違いだろう」

「逃亡ならまだ理解できますが。……私が分からないとでも思っているんですか? 貴女の滅茶苦茶な旅路に目的地があるとは思えませんね。故郷へ帰るんじゃなかったのですか?」


「そうだって言ってるだろう?」

「大体本当に故郷のことを覚えているのですか? 君が攫われたのはずっと幼い頃なのでしょう?」

「覚えてるよ! 忘れるものか!」


そこへ給仕がやってきた。沢山の料理を運んできたらしい腕っぷしの壮年の女だ。しかし料理はもう注文していない。


「すみませんけど、お客さん。少しお静かにね」と注意され、アロージアとイペカラースは口々に謝罪する。


「他にまだ何か?」とイペカラースが立ち去らない給仕の女に尋ねる。

「いえね。聞こえちゃったんだけど。お二人さんは旅をしてるの? その歳で?」と言いつつ給仕の女はイペカラースの頭巾の下を覗き込もうとするが、イペカラースはさらに目深にかぶる。

「ええ、帰郷の旅です。家族をずっと待たせていますので急がないと」とアロージアは真っすぐに女を見つめて答える。


「そう。きっと待ち焦がれているでしょうね……」給仕の女は何か言いたげに視線を彷徨わせる。二人が続きの言葉を待っていると再び口を開く。「実は私にも生きていたらお客さんと同じくらいの年頃の娘がいたの。ある日、帰って来なくなってしまって」


アロージアとイペカラースは密かに視線を交わす。


「もしもの話ですが」とイペカラースが切り出す。「もしも人攫いにあったのだとすれば、その被害者を救済機構が何人も救出しています。宣教師が訪れることでもあれば問い合わせてみると良いでしょう。確証はありませんが」

「そうなんですね。ありがとうございます」給仕の女は少しばかり笑みを取り戻した。「最近この街でも信徒の方が増えていましてね。今度寺院も建立されるそうなんです。ほら、あそこにも僧侶さん」


女が指さした窓の外には確かに機構の僧侶が二人連れ立って歩いていた。


「あたしたちそろそろ行かないと」アロージアは勘定を机の上に置いて立ち上がる。「ほら、行くよ。イペカラース」


イペカラースも急いで皿を平らげ、アロージアを追う。


「娘さんのこと気を落とさないでください」とアロージアは外に出る前に給仕に声をかける。「希望を持って生きてください」

「ありがとね。お客さんたちも家族を大事にしてあげてね」


そうして二人は逃げるように食堂を後にし、僧侶たちに見つからないようにカルギヌスを回収し、街を離れる。


いずれまた、とアロージアは心の中で祈る。


カルギヌスに跨り、アロージアは故郷に背を向けて、彼方へと走り去る。今帰れば両親に迷惑をかける。最悪人質に取られかねない。そのことは命令次第で全て告白してしまうイペカラースにも話せない。ただ一人故郷を想ってアロージアは旅を続ける。




人馬一体になってアロージアとカルギヌスは駆ける。野原をただ行ったり来たりして、時折魔術を交えて、ただの馬にはできない特別な走法を披露する。


爽やかな青空に澄み渡る空気は何の不安も脅威もこの世に存在しないかのように錯覚させる。もちろん実際には救済機構に連れ戻されるかもしれないという不安があり、僧兵という具体的な脅威が存在する。しかしカルギヌスと共に早駆けしている時だけは不安さえ置き去りにできた。


自信を満たしたアロージアが魔性の師匠の所に戻ってくる。犬人間状態のイペカラースが神妙な表情をしていることに弟子は気づく。


「どうかしたのか?」

「そろそろ私を解放してくれませんか?」

「どうしたんだ? 急に」

「少しも急じゃありませんよ。常に言い続けてきたことです。私はジンテラ市で規則正しい生活を送りたいのです。人と人とが助け合う秩序の社会です。貴女がどういうつもりか知りませんが、故郷へ戻るというのは嘘のようですし。それに――」


突然アロージアが腕を伸ばしてイペカラースを引っ張り上げ、カルギヌスを駆る。


「どうしました?」

「後ろ見てみて」


なだらかな丘を越えて十数騎が駆けてくる。救済機構の追っ手だ。黒衣に鉄仮面を身に着けた僧兵だ。


「かなり多いですね。どうやらいつもより――」

「本気みたいだね」


アロージアの騎乗の魔術を以てしても引き離せず、しかし追い付かれることもなく一定の距離を保って野原を駆け抜けていく。


しかし川が行く手を阻む。幅広で、深さは知りようがない。橋などもかかっておらず、川上、川下、見える限りでは狭まっている個所もない。しかしアロージアには策があった。イペカラースも同じ策を思い浮かべているはずだ。


「賭けだね」とアロージアは呟く。

「馬を信じることです」とイペカラースが答える。


アロージアは手綱を握りしめ、呪文を唱える。カルギヌスの歩様に合わせ、かつてバイナ海に敵なしと謳われた海の子マナタの軍船の進水式を祝福する歌をうたう。海のならず者たちを恐れさせた歌がカルギヌスを支える。

するとカルギヌスの蹄が水面に喰い込み、しかし沈むことなく波紋を残し、川面を駆け抜けていく。しばらくして追っ手も川へと飛び込んだが、直に走れる深さではなくなり、慌てて陸へと戻って行った。


カルギヌスは無事に川を渡り切り、興奮した様子で嘶く。歌いつかれたアロージアはカルギヌスを止めて降り、十分に首を撫でて褒める。カルギヌスは嬉しそうに嘶いた。


「騎乗の魔術も十分でしょう」とイペカラースが呟く。「もちろん私には及ぶべくもありませんが、どこまでも逃げられるし、好きなだけ放浪できますよ」


アロージアはにやりと笑みを浮かべる。


「免許皆伝ってことだね?」

「調子に乗らないでください。まだまだですよ」


アロージアは今度は不満げに唇を尖らせる。


「そんなに旅が嫌い?」

「ええ。いえ、嫌いではありません。でも私の場合はたまに息抜きに駆け回るくらいで十分です」

「自由な旅には息抜きすら必要ないと思うけどね」

「楽観的ですね。それを差し引いても、端から感じ方が違うのですよ」


イペカラースの意志は固いようだ。そもそも引き留めるつもりもないが。


「まあ、いいや。今まで連れ回してごめんね。助かったよ。ありがとう」

「いいえ。好きに生きるのが一番です。お互いに。道が分かれようとも旅は続くのです。それでは」


カルギヌスが後ろ足で立ち上がり、道行きを祝福するように嘶く。


「ちょっと待って!」アロージアははっと気づいて叫ぶ。「カルギヌスを連れて行くの!?」

「当たり前です! 私の愛馬ですよ!」

「人でなし!」

「相違なし!」


アロージアの放つ大量の暴言が駆け去るカルギヌスに追いつくことはなかった。




紺碧のヴィリア海にかかる夕陽の妙なる色彩。白銀に染まる彼岸ロゴル山脈と星々の饗宴。偉大さを伝える古王国の遺跡さえも呑み込む大樹林。

熱き眼差しを湛えた巡礼者。日々を逞しく生きる世俗の群民。目に見えぬ全てを追い続ける魔法使いたち。

出会いと別れの綴れ織りを丁寧に織り上げていく歩く旅も悪くない。路銀は十分にある。十分すぎるほどに。


だからこそ危険だ。うら若き乙女アロージアは今、足の遅い獲物でしかない。

放浪するにせよ、逃亡するにせよ、いつか帰郷するにせよ、足が必要だ。野を駆け、丘を越える四本脚が。


影の如くあまり目立たないように旅をしながら、アロージアは馬を探した。老馬か痩せ馬でも構わないと方々を探したが中々譲ってくれる者はいなかった。


牧場の軒を借りたある夜、干し草に包まれながらアロージアはふと気づく。イペカラースと別れてから幾月が過ぎていた。


いくら何でも救済機構の追っ手の気配が無さすぎる。単なる幸運かとも思ったが、イペカラースと別れる直前の機構の騎馬軍団は入念に準備されていたとしか思えない。つまり、きちんとアロージアの位置を把握した上での襲撃であり、偶然遭遇したわけではないのだ。ならば歩き旅の今、アロージアは何故自分は無事なのだろう、と自問する。


答えは明らかだ。もはや追われていないということだ。アロージアに連れ戻す価値はない。救済機構が追っていたのはイペカラースだけだったということだ。そのイペカラースが自ら救済機構に戻り、――あるいは口添えの一つもあったのかもしれないが――アロージアを追う理由は無くなったのだ。

楽観的だろうか、と漏れる星明かりの囁きを見つめながらアロージアは考えた。


しかし翌日も、朝日を浴びた冴えた頭でもやはりその考えは揺るぎなかった。もはや追われてはいない。ならば、故郷に帰っても良いということだ。あの温かで馨しい食堂に戻り、優しくて働き者の両親を悲劇から連れ出し、その仕事を手伝う。騎乗の魔術でも稼げるだろう。そんな新たな人生を始められる。


アロージアは干し草置き場を出て、朝の爽やかな風に当たる。

幼い頃に攫われた娘が無事帰郷し、生涯平穏に生きる。それほど幸福なことはないだろう。しかしアロージアの後ろ髪を引く者が確かにいた。


確かに、実際に、後ろ髪を引かれてアロージアは振り返る。馬だ。まるで幽霊のように静かに近づいてきた栗毛の老馬はアロージアの髪を熱心に嗅いでいる。

アロージアはくすぐられながらくすぐり返す。


「やあ、どうした? 勝手に柵から出てきたのか?」


そこへ牧場主の男が息を切らしてやって来た。


「あんた、俺は気が変わったよ。見ての通りそいつは老馬でね。それでも使い道はあるんだが、どうも逃げ癖が酷い。あんたが良けりゃ昨日言ってた値で買ってくれないか?」

「ええ、喜んで。願ってもないことです。ありがとうございます」アロージアは老馬の鬣を優しく撫でる。「名前は何というのですか?」

道なき道を行く者シュードナーだ。名に負けないやんちゃ者だよ」


「なるほど。よろしく、シュードナー。まるで君は道標だな」と呟くアロージアを牧場主は不思議そうに眺めている。道標とは逆の意味だろうと指摘されはしなかった。「あたしの道行きにぴったりだ」

彷徨える一〇一物語 〜魔法少女って聞いてたけれど、ちょっと想像と違う世界観だよ。外伝〜

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