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不明ちゃん。
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ヒュンッ!!青白く輝く矢が、頬をかすめた。
「っ……!!」
熱い。
指で触れると、頬から血が流れていた。
だが普通の傷じゃない。
矢がかすめた部分から、淡い紫色の粒子が広がっている。
体が重い。
鈍足が付いてる。いや、鈍足だけじゃない?身体が…重…
「な、なんだこれ……!」
足がふらつく。
その瞬間――
ドンッ!!
すぐ横の岩壁に矢が突き刺さった。
すると岩が一瞬で黒く変色し、ボロボロと崩れ落ちる。
「当たったら終わりじゃねぇか……!」
黒曜石スケルトンたちが無言で迫る。
弓を引き絞る音が連続して響く。
ヒュヒュヒュン!!
「うわあああっ!」
転がるように物陰へ飛び込む。
矢が背後の地面に突き刺さり、紫色の爆発を起こした。
ドゴォッ!!
破片が飛び散る。
耳鳴り。
土煙。
震える呼吸。
「どうすれば……!」
その時だった。
きゅるるるっ!!
白い巨大ウーパールーパーが僕の服をくわえ、地下湖へ引きずり込む。
「え!?ちょっ――ぶはっ!!」
水の中へ落ちた瞬間、世界の音が遠のく。
上では無数の光る矢が水面を貫いていた。
だがウーパールーパーは迷いなく深く潜っていく。
暗い水底。
そこに――奇妙なものがあった。
石台だ。
中央には一本の剣。
深い青色の刀身。
まるで夜空を閉じ込めたみたいに光が流れている。
そして頭の中に声が響く。
「適合者を確認」
「星喰らいの剣、封印解除」
ゴォォォォ……
剣が、目の前でまばゆく輝き始めた。