BL注意⚠
竜春
同棲生活2日目
春千夜side
竜胆と同棲……竜胆と同棲……
春千夜「ふふふ……」
ココ「きっしょッ……」
同棲……同棲……
……
春千夜「……ッは!」
春千夜「同棲って事は……俺嫁だよな?」
春千夜「自炊出来っかな……ブツブツ……」
飯作れねぇ嫁とか最悪だよな……
俺いっつもカップ麺とかしか作ってなかったからな……
春千夜「どうしよう……」
竜胆「なぁに悩んでんの?春千夜」
春千夜「ッは!?いや、何も悩んでねぇよ」
竜胆「ほんとか?自炊がどうとか聞こえたんだけどなぁ……?」
聞こえてんじゃねぇかよ……
春千夜「や、別に何も、ねぇよ?」
竜胆「キョドってんじゃねぇか……別に、俺は春千夜が作った飯なら何でも食えるけどなぁ」
こいつ……ほんとか?
1回隊長に飯作って食わせたら道端で吐いてんの見ちまったからな……
春千夜「……言っとくが、俺は飯は作れねぇ」
竜胆「じゃあ、何なら作れる?」
春千夜「……ダークマターなら作れるぞ」
春千夜「ちなみに、薬みてぇな作用まで出る」
竜胆「ほんとかよ……逆に食ってみてぇわ」
春千夜「作ってやるよ」
竜胆「マジ!?」
春千夜「おう、その代わり、絶てぇ吐くなよ??」
竜胆「おう!」
春千夜「出来たぞー」
竜胆「おぉ!美味そ!」
春千夜「食ってみな……飛ぶぞ」
竜胆「いただきます」
竜胆「……モグモグ」
竜胆の顔色が青くなってきた……
竜胆「……うん、美味い!ただ、今度からは俺が飯作るから、安心しろ!」
春千夜「おー!心強いな!」
ま、味分かって出したからな……
竜胆side
あいつの飯……食えたもんじゃねぇな……
ま、まぁ?可愛い飯ではあった(?)
あんなん……兄ちゃんに比べたら美味いもんだ
あれは兵器だ……
……てか、最近なんか春千夜、夜出掛けてる気がするけど、……なんか用事でもあんのか?
浮気……は、無いよな!
竜胆「……ま、用心に越したことはないか」
春千夜LINEにて
部下『竜胆さん!今暇っすか?』
既読0時36分
春千夜『おー、暇だけど、なんか用か?』
既読0時39分
部下『あ、あの、アジトの屋上来てもらってもいいっすか?』
既読0時42分
春千夜『あー、分かった』
既読0時45分
部下『ありがとうございます!待ってます!』
竜胆「は?」
何ほかの男なんかと連絡とってんだよ
俺だけのはずだろ?
何でなんだよ春千夜
俺だけを見ろよ、俺は春千夜だけを見てるっつーのに
俺は春千夜の事を愛してんのに
春千夜と付き合ってから、LINEも部下の連絡先は消したのに
春千夜は俺の事をほんとに想ってんのか?
いや、思ってるはず
だよな?
竜胆「……削除だよな」
既読0時45分
部下『ありがとうございます!待ってます!』
ブロックしました。
竜胆「よし、」
やっぱり、春千夜は好かれやすいし、外は危ねぇよな
大丈夫、俺は、俺だけは春千夜がどれだけ嫌いになっても
好きでいるから
離れられないから
監禁生活初日___
春千夜side
目が覚めたら
冷たい石の床の上で寝ていて、手には手錠、足には足枷がはめられていた
春千夜「ッチ……くそッ何処だよここ」
外れねぇッ……
春千夜「竜胆……助けに来てくれよ」
いつも助けてくれるのは、あいつだけだった
春千夜「あいつなら……来るよな」
怖くて、寂しくて、震えが止まらなかった
コツ……コツ……コツ
足音はどんどんこちらへ近づいてくる
明かりが僅かにある為、足元だけが映される
春千夜「……ッは?」
僅かながらもよく分かった
いつも見慣れている
愛人の靴だったから
春千夜「ッ!竜胆!」
竜胆「あ、起きた?」
は?助けに来たんだろ?
言葉を発しようと思っても、中々声が出ない
竜胆「大丈夫だよ、ここでまた一緒に暮らそうね」
何言ってんだ?
春千夜「今までの……家は、どうすんだよ」
竜胆「あー、あれ?売る」
竜胆「それより、飯作ったんだ!食べよー」
竜胆は何事も無かったように接し、ご飯を用意する
春千夜「……」
竜胆「どうしたの?元気無いけど……」
春千夜「……な、なぁ、竜胆、ここ…何処なんだよ」
竜胆「此処?俺らの家だよ」
春千夜「こんなとこッ……家というより……牢屋だろッ」
冷たい床、石の壁、分厚い鉄格子の掛かっている窓、
どう見てもここは、牢屋に違いなかった
竜胆「何言ってんだよ、俺らが育んでいく暖かい我が家だよ」
竜胆「今はそう思えなくても、いつかここで良かったって思えるよ」
ッ……こんなこと、思うはず無かった
何故こうなったのだろう
あぁ、狂ってる
竜胆side
あぁ、ゾクゾクする♡
俺を見た時のあの表情
強ばっていて、愛らしかった
あんなにも怯えなくとも、俺はいつも通りなのに……
それに、この部屋を牢屋って……
確かに外見は牢屋だろうけど、俺と春千夜が居たらそこは暖かい我が家になる
あいつが居るだけで全てキラキラした素敵なものに変わる
俺の世界を変えたのも、春千夜だ
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
全て可愛い
だから、外なんかに出して汚したくない
俺はあいつが堪らなく愛おしいから結婚した
これも俺の愛情表現、
だからさ、
俺の全てを受け入れて
お前の全ても受け入れるから
愛して
兄貴の愛を上回る程に
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数日間更新出来ないので長くしました!
24日には更新します
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