レドアードグ視点
この人生の中で興味を持ったものはあまり無い。暗殺者というのは、執着がなく、興味もなく、ただこころが死んでいる存在なのだろうか。。。いや、俺だけかな、心が死んでるのは。死んではないのかなぁ。執着がないだけかなぁ。
そんな俺が初めて執着心を持ったのは、この、今や民から不満ばかりのリンドールナ王家。その、隠し王女、リンドールナ・デ・アルメルド。周囲からは亡くなったと言われている、そんな伝説の王女が、真っ青にたりながらも、どこか、諦め気味に笑みを浮かべながら、倒れていた。
(あの、子供なのに、大人のオーラを醸しだしているのはなんなんだ?はっ。甘いにおいの原因はこの子?この子が、運命の番??)
「ねえ。だいじょうぶ??ねえ。」呼んでも答えない。今日はクーデターの日。このままだと、誰かに踏みつけられる。はあ、とりあえず、依頼人のところに見せに行くかあ。
あんまり、依頼人に見せたくないなあ。はあ。行くかぁ。・ッポンッ…..・スウウウ
「わっっっ…・・・・・・・・ああ。よかった。レドアードグか、、・ん?どうした、その女の子。」
「ちょおっとおーベッド、貸してもらうよぉー」そう言いながら、少し急ぎめにベッドに向かった。
少女は、真っ青な顔をしていた。魔法をかけるため、口付けると、とても甘い香りが漂った。だめだなあ。ちょっとくらい、我慢しないとなぁ。
た。・だめだなあ。ちょっとくらい、我慢しないとなぁ。
「あー。そーだー。ミクナルー、この子、もらっていいー?もう、俺のものだよね?それとも、、ちがうの?」ゾクっつ。。。レドアードグが殺気を出す。有無を言わせないオーラ。ミクナルと呼ばれた男は一瞬焦った。が、気合いを入れ直し、答えた。
「この子は、、、才女だという、噂があった今や元国王家の娘のリンドール・デ・アルメルドではないか、、、。亡くなったと聞かされていたのに、どうして??もしや、隠されていた?才女だから、隠されたのか??殺されないように?…」
多分、鬱憤ばらしに使っていたのだ、とレドアードグは推測していた。
う〜ん、でも、、本当のことはわかんないしなぁー。元王家の皆様に尋間でもしてみよっかなあ。そろそる、捕まってるかなぁ。
この子は、、俺がもらう。おれのもの。いいよねぇ~?
はぁ。甘い。とにかく、甘い。においが甘すぎる。そして、刺激的すぎる。がまん。がまん。がまん。
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