瑞視点

瑞「…ｯもう朝か」

そう重たい体を動かし洗面所へと向かう。

歯磨き、洗顔、その他諸々したら最後に仕上げ。

補聴器を耳につける。

中学生くらいの頃からとある理由で左耳が聞こえなくなった。

勿論このことはメンバーには内緒。

髪の毛で耳あたりを隠せばバレない。

瑞「よし…！準備も終わったし家出るか」

そういい会議の為に赫くんの家に向かう。

🔔ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

🚪ｶﾞﾁｬ

瑞「やっほー瑞さん！おはよ！」

瑞「赫くんおはよ！」

赫「もうみんな揃ってるよー」

瑞「ごめんな~早く始めよ始めよ」 

赫「〜〜〜？〜〜！」

あれ全然話入ってこーへん。

心做しか頭ふわふわするし。

昨日遅くまでMIXしすぎた…？

橙「〜！〜〜〜。〜〜〜？」

茈「…くーん……〜くん？」

瑞「瑞くん！」

瑞「…ｯ！！ごめん、ボーってしとった」

碧「も〜耐えきれなかったらすぐ言ってね。」

瑞「瑞くん…！ありがとう！」

赫「じゃあそろそろ会議終わろっか！ 」

皨「はーい！」

橙「ねえねえ！みんな！今日赫氏の家でみんなでお泊まり会しない？」

赫「えぇ…ちょっとm」

茈「したい！したい！やりたい！」

碧「瑞さんも今日は予定ないから大丈夫だよ。」

赫「僕のことは無視！？僕の家なんですけど！」

まずい。このままじゃバレちゃう。

言い訳しなきゃ…ｯ

橙「瑞ちは？」

どうしよ、言い訳思いつかへん！

瑞「瑞も予定ないから泊まろうかな…ｯ？」

橙「じゃあ決定！みんな着替えとか各自持ってきて後で赫氏の家集合ね！」

皨「はーい」

橙「はい！解散！」

やばいやばいやばい。

行くとか言っちゃったけどどうしよう。

皆に打ち明けてもいいのかな…？

また昔みたいに

虐められないかな…ｯ？

小声

瑞「駄目だこれ以上考えたら苦しくなる」

赫「瑞さん…？今なんか言った？」

瑞「あはは…笑なんも言っとらんよ」

赫「そっ…か！」

赫視点

聞き間違いじゃない。

今絶対瑞さん「苦しくなる」って言った！

なんかあるのかなあ…？

さっきもボーってしてたし、お泊まりの話も 乗り気じゃなかったし。

絶対瑞さん何か隠してる。

暴いてやる。

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