翔太side
涼太「おれね、…病気なんだーーーーーーーーーーーー」
翔太「…は?…」
俺は言葉が出なかった。
は?
涼太が病気?
そんなわけないだろ
今までずぅっと一緒にいて、
ずーっとSnowManでやってきたんだから
涼太が病気だなんて有り得るわけないじゃん…
翔太「涼太、うそ、だよ、ね?」
涼太side
翔太「涼太、うそ、だよ、ね?」
ごめん
嘘じゃないんだ
そう翔太に伝えたら彼の綺麗な瞳から宝石のようにきらきらした涙が頬に落ちた。
翔太「涼太がびょーきになるわけ、ないじゃん、…ぐすっ」
涼太「黙っててごめん…」
俺ここう謝るしかなかった
涼太「若年性アルツハイマーって言ってねーーー」
最近なんか、歌詞を覚えるだけで精一杯
こんなこと、すぐに忘れちゃうの、
だから翔太と一緒に居たいけど
翔太と一緒にすごしてきた日々が
ぜんぶ、
ぜんぶ、
涼太「忘れちゃうんだーーーーーーーーーーーー」
翔太「………ぐすっ」
翔太side
何も言えなかった
もうパニックすぎて何もかも分からなかった
ただただ、呆然として涼太の悲しげな姿を
見ていただけだったーーーーーーーーーー
だってアルツハイマーだよ?
日々の記憶が消えていくんだから
俺と涼太で楽しく過ごしてきた日々も
SnowManのみんなでやってきたことも
ぜんぶ、ぜんぶ、忘れちゃうなんて
酷いよ
神様、なんでですか?
なんで涼太なの?
なんでよ、
この世界には「不平等」が「平等」に与えられている
ねぇ、ほんとに涼太?
何かが違う
ホントだったらアルツハイマーになんてならない。
涼太がなるわけないじゃん
何か違う、
もぉわかんないよ
何が嘘で何がホントなのか
俺自身には分からないよ
ねぇ、教えてよ涼太
涼太を失いたくないよーーーーーーーーーーーーーーーーーー