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桃side
気付かれたくない。
そう思う俺とは裏腹に、いつもの態度が~とか話し出す先生。
俺のことを知らない人には、できれば優等生、でありたい。
きっともう、バレているはずだけれど。
サボってる時点で、な笑
先『あ~、ちょっと先生は用事があるから、桃。連れてってやれ。』
桃『うぃ~』
赤『えっ…一人でいけま…』
桃『大丈夫大丈夫~!』
『一緒に行こうぜ』
先『じゃ、頼むな〜』
桃『ついた~!どう?涼しいっしょ笑』
赤『…屋上って立ち入り禁止じゃ…っ』
1年の頃は、校則守らなきゃってなってたな。
なんだかもう懐かしい。
桃『ん~?しらね笑』
『それに、さっきまでいたから鍵、持ってたんだよね笑』
『バレずに取るのも楽勝~』
『ま、先生たちも俺のこと、手に負えないんだろうな。』
赤『…』
『なんか、落ち着きますね、笑』
桃『だろ?笑』
『俺達だけの、秘密基地みたいだな。』
赤『…ですね、笑』
屋上から見る世界は、羨ましいほどに綺麗。
でもそれは、いつも以上に。
桃『あ、』
赤『…?』
桃『俺、百瀬 桃!』
『紅井さん、だよね?』
赤『ぁ、はいっ…!』
『紅井 赤です…、』
可愛い名前だなぁ~…
桃『よろしくな~』
赤『よろしくお願いしますっ…!』
桃『そろそろ戻るか』
赤『…もう少し、ここに居たいです。』
桃『…いーじゃん笑』
『てか、初サボり?笑』
赤『そうですね…笑』
『初めてです。笑』
桃『真面目そうだもんなぁ』
赤『…そう、ですね…、』
『でも、先輩も真面目そうですけど…』
桃『ん~…真面目、だったかな。』
『今はもう、なんか…ね笑』
『…てか…なんで、教室いやなの?』
赤『……』
『ど直球ですね、先輩。…笑』