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「ぞむっ…!」
ドアを開ければリビングの方から、怒ってるような、ないてるようなそんなゾムがいて、膝の上には、顔を赤くさせすやすやと眠るショッピがいた。
「トントン。夜遅くにごめんな…。来てくれてほんまにありがとう。」
ゾムはこっちに優しく笑いかける。
「ええよ。気にせんで。」
「頼れるのトントンくらいしかおらんくて」
「で、ショッピは大丈夫なん?」
予想していたよりすやすやと眠るショッピを見つめその後にゾムをみる。
「大丈夫なわけないやろ?。ショッピが良いとしても、オレが許さへん。」
拳をぐっと握る。その目には後悔と絶望を感じる。
「そうよな。すまんな。俺が言う事やないとは思うんやけど。どうするの?」
「あいつは、殺す。もうそれしかない。
生きてちゃいけない。」
「ゾム…。殺すとか言わんで…。警察に相談とかさ。」
「トントン。あの男がいま捕まったらな?
死刑にはならない。法に沿って裁判して、
数年でどうせでてくる。」
そうゆうゾムは確実に仕留めるハンターの目をしている。
「ゾム。お前は殺すな。」
ゾムが顔を上げる。
「お前には未来があるからな…。」
覚悟なんて、とっくに決まってる。だけど、できるなら。アイツだけを蹴落としたい。そう願った。