テラーノベル
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処女と聞いてやってきた者達。
残念。
残念ながら、この処女とは君らが思い描いているものと違うだろう。
私の最初の作品は、二次創作だった。
全校朝礼そっちのけで構造を考え、執筆をした。
楽しかった。
気づけば指が動いていた。
画面をタップする音がすごく鮮明に遺っている。
そうして無くした私の処女は、私がこの手で廃棄した。
面白くなかったからだ。
自分が面白くても、他人が面白いと感じなければ、意味なんてないから。
そう言って殺した我が子が、一体何人いることだろう。
十人はもうこの世にいないと思う。
私は、人殺しも同義である。
小説という世界でのみ生きる、輝かしいキャラクターを。
煌めかしい我が子を。
ゴミ箱へと放って火を放ったのだから。
私は一生、子供殺しの名を背負って生きよう。
そして、私が頭を痛めて産んだ我が子達を愛そう。
それが、殺してしまった子供達への唯一の手向けなのだから。
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