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アッシュの傷の応急処置が終わってすぐ、私たちの部屋をノックしたのは騎士団長ダージだった。
「食糧庫を燃やして混乱させ、井戸に毒を撒き、騎士団を弱体化させ、最終目的はアッシュ・ロンベルトの暗殺だとよ。……計画や目的については素直に話すが、その他の質問には一切答えねぇ。口裏を合わせてやがる」
そう話すダージの顔には疲労の色がうかがえる。
「全ては俺をイリスへおびき寄せる為か?」
「まぁ、そうだろうな。……裏で大きなことが動いている予感がするんだよなぁ」
ダージは嫌気がさしたようにガシガシと頭を掻いた。
「報告はこれだけじゃねぇ。明日、スパイたちを王都に連行せよと命令だ」
「また急だな」
「もう少しこっちで事情を聴きたいと言っても聞きやしねぇ」
もうお手上げだ、とポーズを取るダージと違って、顎に手を当て考えて************************
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