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詰まった
書き途中のものが多すぎるのでいったん出すわ
マジヤバとメメントリ両方あるで~
一個目
ヤラララのMVから着想を得て書き始めた話
個人的に今んとこ一番筆が進んでる
一通の信号が送られてきた
起動の合図
必要なプログラムの電源が付けられていく
かちりかちりと一つずつ電源が付き、体にしみわたるようにして発信が成された
目の前から様々な機械が起動し、動き出す音が聞こえる
聴覚、異常なし
人間(オリジナル)のように目覚めたという自覚はないが
傍から見れば”起きた”という行為と変わりない姿だったのだろう
ゆっくりと瞼を開けると、ケースの扉が開いていて、外への道が示されていた
自分の感覚を確かめるように
一歩、踏み出す
床に足裏が触れると同時に”ひやりとした”と思う
感覚器官、異常なし
地に両足をつける
バランス感覚器官、異常なし
ゆっくりと首を横に振り、辺りを見回すとクローゼットと、起動されていない大きなデバイスを見つけた
首の可動域、視覚器官ともに異常なし
とりあえずは全裸をどうにかせねばとクローゼットに向かって歩く
特に何の問題もなくすんなり歩けた
歩行感覚、異常なし
クローゼットのノブをつかみ、引くようにして開けた
思考器官、筋力、異常なし
私は失敗作にはならずに済んだようだ
クローゼットの中には、大ぶりのパーカーと、少しタイトなジーンズパンツ
布地に触れると、ちゃんとクローゼットを握った時とは違う感覚がした
もそもそと服に着替える
問題なく着れる
これも異常なし
次にデバイスに向かって行く
もはや特筆する点もないであろう
床に敷けば、人が10人くらいは横になれるであろうほど大きい画面がでかでかと掲げられ
画面の横幅と同じくらいの長さをした
机程度の高さのデバイスたちが鎮座していた
すぐそばにあったマニュアル通りにデバイスの操作を進めていく
すると、画面が付き、薄緑色の光が、体をなめまわすように検知し始めた
青い半透明の画面が光り、そこに文字が映し出されていく
『生体を確認。首筋のUSBポートからクローン個体と断定』
AIだろうか、淡々と確認した事実を話し連ねている
『光彩、見た目から塩戸博士のクローン個体とみられる』
そこまで言うと、不意に沈黙し、一瞬の静寂が訪れた
どうやら、自分のためのプログラムを開いているらしい
『おかえりなさいませ クローンX089 個体名ショッピ』
簡素な文字がそう歓迎をしてくれた
「……」
だが、自分の胸中はそんなことどうでもよかった
明らかにおかしいのだ
クローン個体というものも、自分がショッピという個体名だということも知っている
そして、クローンには前のクローン個体とオリジナルの記憶があるはずなことも
ない。
思い出せないのだ
『個体名ショッピ。体(ボディ)不具合があるのですか?』
その声で、はっと目が覚めたような感覚がした
AIとはいえ、第三者の声によって
こっちの言動がすこしずつ人間らしくなっていくのを感じる
「申し訳ありません、不具合を感知しました。記憶がないようです」
そう正直に答えた
今更だが、声帯、異常なし
『確かに、学習した塩戸博士とは口調に異なる点が見受けられます。これをご活用ください』
そうAIが言うと、デバイスのうちの一つから、引き出しが飛び出した
箱を覗き込むと、一本のUSBメモリが入っていた
手に取って、首元のポートに差し込む
すると、一部だが記憶が戻ってきた
塩戸博士の姿、形、趣味嗜好、性格、口調、全てがインプットされていく
『個体名ショッピ もうよろしいですか?』
そうAIが尋ねてきた
「はい、もう平気っす」
それだけ言って、USBメモリを引き出しに戻した
『記憶欠損ならば、行動に差し支えありません。続けましょう。』
「りょーかい」
ワイが塩戸博士の思考回路や口調、性格が瞬時にインプットされ
元のクローン個体だった時の性格とグラデーションしていったのを自覚した
『あなたに課された任務は、この世界のどこかに存在するはずの塩戸博士と、知野助手の捜索です。』
すると、一枚の写真が画面に映し出された
話を落ち着いて聞こうと、すぐそばにあったパイプ椅子を引き寄せる
ド仮と座り込むと、古ぼけた椅子は悲鳴のように軋んだ
画面には、仲が良さそうな男性二人
ふざけ合っていたりして”仲睦まじい”そんな言葉がぴったりな二人やった
ワイの見た目とはまったく違うオレンジ頭の高身長の男が、知野助手やろうな
『ある日を境に、二名は忽然と姿を消しましたが、この二名の生体反応はいまだ途絶えておりません。』
画面に浮かぶ二人の顔の横に矢印が浮かび
その矢印の先にALIVEと書かれた
『今、この世界は怪物に浸食されています。人間は乗っ取られ、今も外を徘徊し、文明を破壊しています』
次は画面に外の中継が映し出される
肌が真っ青になり、呻きながら街を徘徊する
人の形をした何か達。
目や口、耳から赤い触手のようなものが飛び出ている個体もいれば
まだ浸食が遅れている個体もある
その中には、ワイと全く同じ顔をしているやつもおった
『クローンX087 個体名ショッピ あなたの前のクローンです。』
気分は、ええはずはないやろ
『彼は筋力が衰えた状態で任務にあたったため、失敗し、あのような姿となりました』
少しこちらが顔をしかめたのを認識してか、AIがこんなことを言った
『やはり通常はそのような反応をしますね。』
「…どういうことや?」
『クローンY091は不謹慎にも満面の笑みでしたので』
ワントーン下げてAIが言う
「げぇ…」
ワイはさらに顔をしかめた
『話を戻します』
声をまた単調なものに戻す
ワイも少し椅子からずり落ちていたところを元に戻した
『武器はクローゼット奥に隠されています。塩戸博士の指紋が必要ですが…愚問でしたね』
そう言ってきたのでワイ自身の手をひらひらとして無言の意思表示をする
『以降、何か質問があればいつでも聞くようにしてください。彼らの生命反応が途絶える前に』
「我が主塩戸博士のために」
そういうと画面はぷつんと途絶えた
少しの静寂と、真っ暗な部屋
組んでいた足を下ろし、少しため息をつく
立ち上がると、さっきのクローゼットの奥から低い音が聞こえた
クローゼットの服をかき分けると奥に緑色に淡く光る何か
手をかざすと、さっきスキャンされたみたいに光がワイの手を照らした
暫く時間を置いてから、装置が青く光り、何か機械が動き出す
認証装置あたりが回転し、90度回る
すると装置を避けるように壁に切れ込みが入り、中で音を立てながらドアが開いた
二個目
相互フォロー中の『ゆ_』さんが
うた君受け好きと知ってなんとなく書き始めた
はるうたのつもり
ただ前世今世来世に渡ってうたが「どうでもいいでしょ、そんなこと」
って言い続ける話にしたかった
どんどん血の気が引いていく
最後の砦でだった総統室ももう落ちそうだ
指先ひとつさえ動かせない俺は
きっと今から逃げることもままならないだろう
すぐそばに、誰かが座り込んだ気がした
薄っすらと目を開き、なんとか横を見ていると逃がしたはずのうた
喉がから回って声が出ない
なんで、どうしてと聞きたかったが、そんなことすら叶わない
戻ってきたうたは俺が逃がしたときよりもボロボロで
ところどころに擦り傷や切り傷ができていた
服も汚れていて、走ってきたことがうかがえる
息を整えながら、まるで部活の後みたいな清々しい表情をして俺の横に座り込んでいた
「…なんで?とか、どうせ思ってるんでしょ?」
うたが眼鏡をはずして、額に滲む汗を拭きながら言う
「ごめんね?せっかく逃がしてくれたのに。外囲まれちゃっててさ」
でも、たくぱんもいたはずだから
逃げられたはずなのに
「たくぱん今忙しいし、手、煩わせれないでしょ」
そんなの、普段なら気にしないくせに
「あ~…久々に走った…疲れたぁ…」
そう言って、うたは懐から数枚の書類とライターを取り出した
「あいつらが、もしも捕まったり逃げたときに、不利にならないように。」
そう言って手に持った書類をふらふらと振る
不都合な書類を燃やしてしまおうというのだ
バサバサと書類を手から落とし
ライターをつけた
「熱く。なるだろうね」
骨も、残らないかも
そう言ううたは遠くの方を見ている
まさか
「…!」
はくはくと口だけが動く
きっとあほらしい間抜けな驚き顔だったんだろう
その様子を見たうたはほほ笑み
それから眉を下げて、少しふざけて言った
「そ、ほーか」
別に火をつけることは責めない
俺もうごけたらそうするつもりだった
だからといって
うたまでなんで…
そんな思いが顔からにじみ出ていたのか
うたは意地悪そうに笑って言う
「どうでもいいでしょ、そんなこと」
空
憎たらしいほどの晴天
思わず目を地面にそむけると
ボロボロの靴が目に入った
ずっと歩き続けてきた足
ここで…止まるのか?
別に誰かに何かを言われたわけではない
ただ、勝手に自分の妄言に踊らされてるだけ
そうはわかっていても
心に来るものはある
ずぶずぶと自分の思考回路が負に侵されていっている気がする
その瞬間背中に大きな衝撃が走った
(中略)
「どうでもいいでしょ、そんなこと」
三個目
月面サバイバルから着想を得た
AIッピとチーノ(もしくはゾム)との恋の話に…するつもり?
目を覚ます
いつもと変わり映えのない電子の海で
ワイは目を覚ました
まぁ、変わり映えがあったら困るんやが
目を覚ます、とは言ったがちょっと違う
実際はずっと起きていたし
常に直属のソフトウェアや船員の隊長の監視まで行ってきた
ワイは寝る必要はない
でも一番人間らしいアバターと会話機能が切られていたのだ
クライアント側からしたらねむっていたといっても過言ではないやろう
指定された時間ぴったりに、ディスプレイの前に立つ
そのまま、自身のアバターを動かしながら同時に音声合成ソフトを使用し
リアルタイムで声をお届けする。
『おはようございます皆さま。本日地球は快晴。素晴らしい朝を迎えております』
何度目かのセリフを言いながら、ディスプレイに今日の地球の朝日を映しだした
変わらぬメンバーが気の抜けた挨拶を交わしてくる
それら一つ一つを丁寧に返しながら
頭の奥では顔色と顔認証、光彩から彼らを本物、そして健康と断定した
「本日の業務の連絡を開始したします」
穏やかに、宇宙の朝は過ぎ去っていく
昼前になると、部屋にシロツグチーノが現れた
カップ麺を手に持ってあたりを気にしているところから察するにお昼前の間食だろう
確か、ロボロさんに体重が規定値を超えているとお叱りを受けたばかりだったはずだ
『チーノさん。まもなく昼食の時間ですので、間食はご控えください』
「うわぁ!びっくりした!?」
以上
今のところ書き進めてる三作のちら見せでした
そのうちバトンパスも書き直そうと思う