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優莉
53
りんりん/ペア画中!!
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ぷりっつ 「……うっ……ぁ……っ……」
あっきぃの胸の中で、ぷりっつは静かに泣きじゃくる。
溢れて止まらない涙がボロボロと頬を伝い、抱きしめた5人のぬいぐるみの上にぼたぼたと落ちていく。
血の痕が残っていたぬいぐるみの生地に涙がじんわりと染み込み、色がどんどん濃く変わっていった。
(あ……また……俺……汚しちゃった……)
大好きなみんなの姿をした大切なぬいぐるみ。
自分なんかが抱きしめているせいで血で汚れて、今度は涙と鼻水でぐちゃぐちゃにしてしまっている。
せっかくみんなが優しくしてくれたのに、ご飯も吐いて、ぬいぐるみまで汚して――。
自分の存在すべてが申し訳なくて、ぷりっつは泣き顔を隠すように、濡れたぬいぐるみにぐっと額を押し当てた。
ちぐさ 「あ……ぷりちゃん、ぬいぐるみ涙で濡れちゃってる……っ」
ちぐさが切なそうな声を上げて近寄ろうとする。
それを見たぷりっつは、肩を大きく跳ねさせると、濡れたぬいぐるみを奪われないように必死で胸元に抱え込んだ。
「汚してごめんなさい」「取らないで」と必死に叫んでいるかのように、声の出ない口をパクパクと動かす。
まぜ太 「……おいおい、取らねぇよ。誰も奪わねぇって」
まぜ太が優しく苦笑いしながら、ぷりっつの濡れた頬をティッシュでそっと拭ってくれた。
あっと 「……むしろ、どんだけ濡らしたっていいんだよ。俺たちのぬいぐるみに、お前の痛いのも苦しいのも全部吸わせろ」
あっとが低い声で静かに言い切り、ぷりっつの頭にそっと手を置く。
けちゃ 「そうだよ。汚れたら何回でも洗えばいいんだから。ぷりちゃんが泣きたいだけ泣いてくれた方が、僕たちはずっと嬉しいよ」
あっきぃ 「ね。ぷーのすけ、たくさん泣いていいんだよ。俺たち、どっこも行かないからさ」
あっきぃは濡れて湿ったぬいぐるむごと、ぷりっつの小さな身体をもう一度ギュッと抱きしめ直した。
責められるどころか、涙さえも全て包み込んでくれる仲間たち。
抱きしめられたぬいぐるみの柔らかい感触と、あっきぃの背中を撫でる手のぬくもりに守られながら、ぷりっつは心が少しずつ解けていくのを感じていた。
瞳からはまだポロポロと涙がこぼれ落ちていたけれど、その胸を刺すような冷たい痛みは、みんなの温もりの中でゆっくりと和らいでいくのだった。
コメント
1件
ぷりっつくんの「自分が汚してしまう」という罪悪感、すごく胸に刺さりました。でも、仲間たちが「どんだけ濡らしたっていい」と全部受け止めてくれるあたたかさに、私も涙が出そうになりました。ぬいぐるみに涙が染み込む描写が、彼の感情の重さをそのまま伝えていて、とても丁寧だなと感じます。優しい世界に包まれて、少しずつ心が解けていく様子が本当に美しかったです🌷