この作品はchcrb様のnmmn作品となっております。苦手な方や意味が分からない方は閲覧をお控えください。
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ご本人様やリスナーの皆様、その関係者様目に入ってしまうことが絶対にないようにしてください。
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『もしもしー。ポケー?』
携帯の先の聞き慣れた声。聞くと安心する声。俺の1番大事な人の声。
その声の主はまいたけだった。
まいたけと俺は同じ家には住んでいなく、お互い別々の家出暮らしている。
喧嘩したとかではなく、単純にお互いの住んでいる所が遠いから。
俗にいう遠距離恋愛というものだろう。
『もしもし、』
『あれ?ポケおきたばっか?』
『うるさいな、そうだよ』
『寝起きのポケの声かわいー』
『朝からそんな甘ったるい言葉発してくんな。』
朝昼晩まいたけと電話するのが毎日の日課。じゃないと俺が寂しくて耐えきれないから。
今さっきまいたけが可愛いと言ってくれた。本当はとっても嬉しい。
でも、俺はデレ期にならないとあまりデレデレとはしたくてもできない。
そんな俺がいやだ。
『ツンツンしてるポケもかわいーね』
まいたけは俺の全てを可愛いと思っているらしい。
前にこう言われた。
『どんなポケでも俺は一生愛すよ。』
こんな言葉がまいたけから出るなんて思ってもなかった。
だからこの時はすっごいびっくりしてたけどやっぱりデレにはなれなかった。
決してデレデレしてくるまいたけが嫌いなんかじゃない。むしろ大好き。
ずっと俺の事好き好き言ってくれればいいのに、なんて思いながらまいたけと通話をしていた。
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それから1ヶ月後。
俺は最近前よりまいたけが恋しくなった。
ちゃんと月1で会ってるし、朝昼晩まいたけと毎日電話をしている。
だけどやっぱりなにか物足りない。
もっとまいたけと会いたい。もっとまいたけとおしゃべりしたい。
なんてずっと考えてしまう。
俺はまいたけに会ってない日には涙を流しながらリスカをしていた。
シュー、シュー、グサっ、
腕から血が止まらない。でもその血が精神を安定させるためには必要不可欠なもの。
まいたけの代わりに血。少量の血じゃまいたけの代わりにはなれない。
だから俺は腕以外の至る所に傷を増やし、血を流していた。
俺はそれがやめられなくなった。
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今日は月に1回のポケと会う日。
早くポケに会って抱きしめたい。ポケ不足すぎる。
前までは月1なんてすぐ経つでしょ、なんて考えていたけどポケに会う度にポケへの愛が増していってる。
そのお陰で月1が物凄く長く感じてしまう。
でも今日は俺が夜までやることがある。
そのやる事を早く終えてポケの家に行く。
「よし、さっさと終わらせるかー」
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今は20:30。
辺りはすっかり暗くなっている。
「ポケにLINEしとかないとな。」
今から行くね、とポケにメッセージを送信し、足早にポケの家に行く。
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シュー、グサッ、シュシュー、グジャッ、
やめられない。とまれない。
俺はまいたけのことで頭がいっぱい。
それでも俺はリスカがやめれない。
リスカをやっている時はまいたけと会っている時くらい快感で気持ちが良い。
「んふふー。まいたけー。えへへー。」
「なにやってんの、、?」
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俺はポケの家の前に来てインターホンをならした。
それでもポケは一向に出てくれない。
「あれー?この時間帯はいつもいるのに、」
ドアに手をかけるとがちゃ、と開いた。
鍵してないのかよ、なんて思いながら部屋にはいる。
「ポケー入るよー」
部屋に入ってすぐそこのドアを開けた。
そこはリビング。でも誰もいない。
おかしいと思いポケの部屋に行くことにした。
がちゃ、
「ぽけー、え…っ、?」
「なにやってんの、、?」
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まいたけに見つかってしまった。
てかなんで今日まいたけが…あ、今日会う日だったのか。
俺は怖くて後ろを振り返れなかった。
絶対嫌われる。どうしよう。
そう思った瞬間。
俺の身体を優しく腕で抱きしめた。
いわゆるバックハグというもの。
「ぽけ、っ…ごめんな、」
「…えっ、?」
俺の背中に水滴が垂れた気がした。
まいたけが泣いてる。
なんでまいたけが謝るの。なんでまいたけが泣いてるの。
俺には理解が出来なかった。
まいたけは腕を離し、俺の目を見ている。ずっと。
すると、まいたけの口が開いた。
「ぽけ、ごめんな。もっと早く会いに行けばよかったな。ごめん。」
「っ…まいたけが謝ることじゃないよ、だって..」
「でも俺が居なかったからこんなことしてるんでしょ?寂しかったんでしょ、?」
「..そうだけど..」
「ほら、折角の綺麗な腕なんだから。大事にして、ね?」
「うん..迷惑かけてごめん…、」
「大丈夫だから。ほら、おいで。」
まいたけが腕を広げる。
「ん、」
「やけに素直だね。」
「今日のお詫びなの。勘違いすんな、」
「はいはい。まあかわいいのは変わんねえからいいけど。」
「っ…そういうとこだよっ、//」
「なんか言った?」
「なんも言ってない。」
「ふーん。」
「でも、」
「でも?」
「もうちょっと会う頻度増やしたい、かも。」
「えーかわいー。いいよ。俺も思ってた。」
「じゃあ最初から言えよ、」
「はいはい。ごめんね」
「ゆるさん」
「ぽけ」
「ん、」
「俺たちはずっといっしょだからな。」
「ずっとじゃなくていっしょう」
「わかってる。」
俺は今の空間がだいすき。
この甘ったるい空気がいちばんすき。
ずっとこの時間が続けばいいのに。
コメント
2件
えー🥲ありがとうございます!!好きすぎます...