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夢の中へ。
どんどんと
沈んでいく…
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幼い頃の日本 side
ぼくがいっしょうけんめいかいた、みんなのにがおえ。
おにいちゃんたちに見せたら、すごくよろこんでくれたんだ!
それで陸兄が、おれいにってすごくきれいな…あれ、あのー…ろけっとぺんだんと?っていうのをくれたの!
中にね、陸兄と海兄と空兄が3人でならんでいるしゃしんが入ってて、だいじにしてねって言われたんだ~
それでね、そのあとに陸兄がぼくのことをなでながら…
「日本は、俺たちがいなくても平気か?」
ってきいてきたの。
ぼくはね、もうこどもじゃないってしょーめいするために
『うん!一人でねられるようになったし、たまごやきもつくれるし、おりがみもきれいにできるよ!
ぼくね、陸兄たちがおもってるより、ずっとつよい子なんだって江戸じいちゃん言ってたもん!』
じしんいっぱいにそうこたえたんだ。
そしたら陸兄、「そうか」って言って、
「実は、俺と海と空で、遠いところに行くんだ。」
『それって、うみの向こうのがいこくってとこ?ぼくも行きたい!つれていって!!』
「ダメだ。」
『ぁ……な、なんで…?』
陸兄、いつもよりずっと、ずうっとこわいかおで、ダメって言ってきたの。
ぼくすごくびっくりしてなきそうだったけど、ぐってがまんしたの。
「ちょっと、兄さん顔怖いよ。
それはね、すんごーく怖い、なんなら陸兄さんよりも怖い顔の大人たちがたっくさんいるから、ね?海。」
「あぁそうだな。…日本、俺らの前でかっこよくしたいんだろ?ならかっこよくお留守番、できるよな。」
海兄が優しくそう言ってくれた。
『うん!』って言いたかったけれど、言ったらなんか、もうあえないような気がして。
なんとなくこわくて、こころのなかがぐるぐるして、なにも言えなかった。
かっこよくないこえが、出したくもないのに口からかってにでていくの。
お兄ちゃんたちのかおが、だんだんぼやけてきた。
「…日本、……下を見ないのは偉いが、まだまだだな。」
『…だって、だって…』
「よし、それじゃあ約束しよう、日本が俺たちよりも大きくなったら、帰ってくる。」
「兄さん、いくらなんでもそれは」
「そ、そうだよ、覚えていたらどうするのさ」
うしろで海兄と空兄があわあわしているけど、陸兄はずっとぼくのほうを見てきた。
「それまで、頑張れるよな。」
陸兄はいじわるだ。海兄と空兄みたいに、これでいい?ってきいてくるんじゃなくて、そうだよねって、言ってきて、やらなきゃっておもっちゃう。
『…うん、がんばる…』
「よく言った。…偉いな。」
なでなですることはあっても、いつもはぎゅーなんてしない陸兄が、このときはじめて、ぼくのことぎゅってしてくれたの。
さっきまでのぐるぐるが、どんどんなくなっていって、おひさまみたいなぽかぽかでうまっていって。
大きなこえでなきたかったけど、いっぱいがまんした。
「それじゃ、行ってきます。」
「行ってきます。」
「…行ってきます。元気でな。」
『いってらっしゃい、気をつけてね!!またね!』
「あぁ。またな。」
現実へ、
夢と混じった現実
まだ目覚めないように……
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日本 side
『…ん、…ん~…』
なんだか、懐かしいような、そんなとても長い夢を見ていた気がする…
というか僕、いつの間に寝ていたんだろう…
たしか昨日は…夜遅くまで仕事してて、一区切りついたから、20分くらい仮眠を取ろうとして…
あれ、外結構明るい気がする…
『今何時!?!?』
慌ててスマホの電源をつけようとして、電池がない事に気付く。
なんでこういう時に…!
急いでコードを繋げ、電源ボタンを長押し。
しばらく待って出てきた現在時刻は
『…13時、10分…終わった、会社、終わった…』
会社にどう連絡すればいいのだろう、素直に報告すればいいのだけれど、絶対にあの上司が色々ぐちぐち言って面倒なことに…
なんて頭を抱えていると、階段から足音が聞こえてきた。
「日本!!ようやく起きたんだ…もうお休みの連絡は入れたから、今日明日明後日はゆっくりできるよ。」
『にゃぽんどうして…そういえば合鍵渡していたんだっけ、ごめんねわざわざ。』
「いいのいいの。とりあえずごはんできてるから、先に食べてて。」
『わかった。本当にごめん…』
「謝る暇があったら早くご飯食べてきなさい。」
にゃぽんにそう言われ、急いで部屋着に着替える。
…なんか、異常なくらい僕の私服減ってる気がする…
下に降りると、ラップがかけられたご飯とおかずがあった。
メモ用紙に「自分で温めてください。鍋に味噌汁もあるのでそっちも温めてね。」
と書かれてあったので、電子レンジで温める。味噌汁も火にかけて…
ある程度温まったごはんを並べて食べようとしたとき、にゃぽんもパンを片手に茶の間に来た。
『そういえば、兄さん達は?』
「あー…日本が寝ている間に出かけたよ。夕方くらいに帰ってくるって。」
『そっか。』
最近、兄さん達とごはん食べてないな…
もっと早く仕事を終わらせないと…
そういえば、昨日やってたやつ、僕最後に保存したっけ?
「ちょっと。」
『わっ、…にゃぽん近いよ、どうしたの』
「今日明日明後日は休みなさいって言ってるのに、絶対仕事のこと考えてたでしょ」
『どうしてわかったの…』
そっか、休み…
久しぶりに、誰かのところに遊びに行こうかな。
?????????(思考停止)
えっと、えっとですね…
え、なぜに?
嬉しいです、めっちゃくちゃ嬉しいですけど、よかったら本編の方に少し分けていただけるとありがたいです…
マジで爆速でメインストーリー終わらせてチャット形式用のイラスト描いて他作品作るので!
次から色んな都道府県とわちゃわちゃしていきます。
その次に国とわちゃわちゃします。
あ、イラスト途中経過乗っけよう思ったらノート学校に置いてきた(おい)
それでは、また次の更新でお会いしましょう。
「Have a nice day!」
「うわぁ突然のアメリカさん()」