TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

(今回めっちゃ長いです。)

日本 side


今から暇な人っているのかな…

そう思いながら適当にLINEを開いて、過去の会話を眺める。意外と楽しい。

そんなことをして数分経った頃。

通知を切っていたグループLINEを見てる時に、丁度動きがあった。


北海道

「今から暇な人募集~」

山形

「色々一区切りついてしばらく暇」

宮城

「上に同じく」

東京

「東北の方って仕事早いですよね」

大阪

「同じこと思ってたわ」

宮城

「東北と北海道と暇な人で集まれないかな」

山形

「ちょっと秋田と青森と福島に聞いてみます」


これは…参加できるかな。僕が参加しても大丈夫なのだろうか。

一応暇だという意思表示だけしておこうかな。


『「私今日この後空いてますよ」っと…これでどう来るかな…』


秋田

「え、祖国様!?」

東京

「祖国様がここに顔出すって珍しいですね」

山形

「秋田青森福島も空いてるらしいです!」

北海道

「それじゃあ祖国様も一緒に、今日これから私の家でホームパーティーしませんか?色々買いすぎてしまって、消費に困っていたんです」


ホームパーティーか…よし、ここ最近あんまり食べてなかったし、北海道の料理食べてみたいから…


『「わかりました。今から準備しますね」…そうと決まったら早速準備しないと』


服は…パーカーと羽織るものと…あと寒いだろうからコート持って行かないと…

一応にゃぽんに伝えて、兄さん達のために置手紙書いて…

よし、忘れ物も無いよね。ペンダントもちゃんと持ってる。

それじゃ、行こう。


~~~~~~移動中~~~~~~~


『ついた…うっ、寒い』

「祖国さん!外雪も降っててしゃっこいでしょ、早く入ってくださいな」

『ありがとうございます、家の中凄く温かいですね…』


「あ!祖国さんも一緒に遊びましょう!」

「秋田今日テンション高いね」

「そりゃぁ滅多に来ない方が来ているからね」


北海道さんの家にお邪魔すると、既に東北6県も揃っていた。

マリ〇カートをしているらしく、曲がるところで体も一緒に傾いている宮城さんと、無言で赤甲羅を宮城さんにぶつけている山形さん。

現在一位の岩手さんに、「くらえ!」と言いながら青甲羅をぶつける秋田さん。

それを見ている青森さんと福島さん。


「…おっ、勝った」

「うわー悔しい、凄く悔しい」

「あとちょっとで抜けれたのに…」

「あばや、最下位になっちゃった…」


一位が岩手さん、二位が宮城さん、三位が山形さん、四位が秋田さん

途中コース外に落ちたり、キラー砲で一気に進んだらその先にバナナあって滑ったり…見てて凄く面白かった。

北海道さんを探して台所に行ったら、クーラーボックスから大量にカニを出していてちょっと見なかったことにした。


「…さて、何する?」

「全員でできるゲームって何があるかな…」

『あ、私人狼ゲーム持ってきました』

「祖国様ナイス!!」

「僕ちょっと手が離せないからパスでー」

「…俺も手伝う」「なんもなんも」


北海道さんは料理を作っていて…7人。推奨人数には6~10人ってあって、一人ゲーム進行役で…


「人狼は人数多い方が楽しいよね…あそうだ、ちょっと席外しますね」

「あぁいつもの」

『いつもの?』


突然山形さんが席を外した。それを見た福島さんがいつものって呟いていたけど、一体どういう…

なんて考えてたら、山形さんがいた方向から二人出てきた。

…え、


『分裂した…!?』

「あぁそっか、祖国さんは初めて見たんでしたっけ。」


「初めまして、庄内地方です!気軽に庄って呼んでください!庄内だと勘違いされるので…」

「…内陸地方です。お好きに呼んでください。」

画像

画像

「山形は好きな時にこうやって分裂できるんですよ。庄内地方はおおらかでお調子者、内陸地方はThe 山形県民って感じです。」


宮城さんがそう説明してくれた。なるほど、地方ごとに性格が違うから…


「それじゃ、私がゲームマスターをするので、皆さん一回目をつむってください。」


内陸さんがそう声をかける。

随分唐突に始まってちょっと驚いたけど、とりあえず言われたとおりに目を伏せる。

紙が擦れる音がして、役職カードを配ってるんだなーって何となくわかった。

人狼だったらどうしよう、村人がいいなぁ…


「みなさん目を開けて、自分の役職を確認してください。一言も喋らないでください。特に庄」


僕に配られたカードは…「占い師

う~ん、うまくできるかな…とりあえず早めに脱落するのは避けたいな。


「それでは一日目の昼です。議論を開始してください。」

(読者様も誰が人狼か、考えてみてください。わかりやすくするために、この時だけ台本書きになります。)


庄内地方「とりあえず、役職持ってる人いる~?」

福島「はい、福島村人です。」

秋田「初日は議論しようがないと思うけど…」

『そうですね、自分から人狼が名乗り出ない限りは…』


初日で占い師co(カミングアウト)はやめた方がいいだろうな。

あーでも、騎士が守ってくれたり…いや、やめておこう。


なんだかんだで一日目の投票は無効になって、初日の夜がやってきた。


内陸「皆さん目を閉じてください。…人狼さんは目を開けてください。_____

それでは目を閉じてください。騎士さんは目を開けてください。_____

それでは目を閉じてください。占い師さんは目を開けてください。」


呼ばれたので目を開ける。

内陸さんが一枚の紙を持って来た。占いたい人を指さしてくださいと書いてあったので、なんとなく庄内地方さんを指さす。

迷う事なく内陸さんは一枚の紙を見せてきた。

そこには「村人」と書かれていた。なるほど、それじゃあ怪しくない…いやもしかしたら狂人という可能性も…


内陸「それでは目を閉じてください。…夜が明けました。皆さん目を開けてください。

昨晩の犠牲者は秋田さんでした。議論の時間は10分です。それでは開始してください。」


これは昨晩占ったことを言えばいいのかな…

とりあえず、他の人が話し始めて様子を見ながら…


青森「…占い師coはいない感じか。」

宮城「秋田の役職って何だったんだろうな、とりあえず俺は村人だ。」


庄内地方「あ、僕占い師です!!昨晩秋田さん占って村人だったんですけど、まさかの喰われちゃってたとは…」

『!…それは運が悪かったですね…』

福島「対抗がいないなら、庄(庄内地方)が占いで確定かな。」


多分、いや確定で庄内地方さんは人狼陣営だ。おそらく狂人だろう。

今脱落した秋田さんの役職ならどうだって言えて、必ず村人陣営だから…

ここであえて黙って、人狼が庄内地方さんを次の夜で喰って…ってしてくれたらいいんだけど


内陸「議論終了時間です。投票に移ります。怪しいと思う人をせーので指さしてください。

……決まりましたでしょうか。それでは、せーの。」


一番指さされた人は…


岩手「…え、なんで」

庄内地方「今まで一度も喋ってなかったから。」

福島「うん。何となく怪しかった。」


内陸「投票の結果、ゲームから除外されるのは岩手さんです。

…岩手さんの役職は村人でした。そのため恐ろしい夜がやってきます。皆さん目を閉じてください。」

宮城「マジか…」


そこから初日の夜のように進んでいき、占いできるターンがやってきた。

誰を占おう…岩手さんに投票したのは福島さん、宮城さん、庄内地方さん。この中に人狼が混じってると思うから…

僕は宮城さんを指さす。占い結果は「村人」…なるほどね。


内陸「…夜が明けました。皆さん目を開けてください。

昨晩の犠牲者は庄内地方でした。議論の時間は10分です。それでは開始してください。」

庄内地方「まぁ、そーなるよなぁ…」


宮城「占いが持ってかれたか。」

福島「この場に人狼と狂人がまだ残っている…」

青森「…そういえば、祖国さんの役職、聞いてない。」


これは言っていいやつなのだろうか。

いや、そろそろ言わないと、次の夜で狙われるかもしれない。


『私は、占い師です。初日に庄内地方さんを、その次に宮城さんを占いました。』

宮城「占い師は庄じゃなかった…!?」

青森「あえて黙っていた…」

『黙っていたら人狼が偽物を喰ってくれると思ったので。狙い通り、庄内地方さんが脱落しました。

そして宮城さんを占って村人と出ました。なので青森さんか福島さんのどちらかが人狼だと思います。』


内陸「議論終了時間です。投票に移ります。怪しいと思う人をせーので指さしてください。

……決まりましたでしょうか。それでは、せーの。」


全員が、同じ人を指さした。


内陸「投票の結果、ゲームから除外されるのは福島さんです。

…福島さんの役職は人狼でした。ゲーム終了です。お疲れさまでした。」


福島「うわ~、マジでやらかしたな…ごめん庄」

庄内地方「いや、これは祖国さんが上手いわ。」

『いやー、まさかの適当に占ったらなんかうまくいきましたね…』


青森「そういえば、秋田の役職は?」

秋田「俺は騎士だったよ。誰も守ることなく終わったけどね…」


北海道「あ、ごはんもうすぐできますよー!」

内陸「私運ぶの手伝います。」

宮城「じゃあ俺は皿持っていく」

『私は皆さん分の箸を…』






とてつもなく長くなってしまった…

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。ちなみに人狼は全部ルーレットで決めてました。

占いも吊る人も人狼が喰う人も。なんか上手い事いってよかったです。


そしてハッピーバレンタインです!…と言ってもなにも出てこないですけど()

もう人狼で色々力尽きました…


それでは、次の更新でお会いしましょう。

loading

この作品はいかがでしたか?

8

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚