あの後 、
何事もされず無事に返されたが
あの契約の文を見る限り後々何かされそう 、…
「 僕の馬鹿 、 ~ “ 」
夜の廊下でしゃがみ込み 、
過去の自分を責めに攻め立てる 、
いくら過去の事を後悔しても契約は解けない 。
調べたら 、
どうやら彼奴は「祓魔師」らしい 、
祓魔師なら悪魔を直ぐに祓うべきなはず 。
… まさか僕 、 これから拷問でもされるのか 、??
そんなの絶対いやだけど !?
ぐっ
「 … いっ” !? 」
底のない考え事をしていると
突然尻尾を力強く掴まれる 。
『 やぁ悪魔くん ♪ 』
「 ぁ 、… 」
噂をすれば 、
逃げたいけれど尻尾を掴まれて逃げれない 、
力強いし振り切ることも難しそうだ 。
『 さっきお客さんから何やら廊下にしゃがみ込んでる悪魔が居るって言われてね 。 』
『 何してたの ? 』
「 ちょっと 、 考え事を 、 」
『 へぇ ~ 、 まぁ取り敢えず此処に座り込んでたらお客さんの邪魔だからさ 』
『 僕の部屋に来てよ 。 』
「 … 。 」
『 お〜い ? 。 』
「 … 」
『 はぁ 、 … 』
「 うわ っ “ !? 」
僕が無視し続けていると
祓魔師は尻尾を掴んでいた手を離し 、
僕を軽々と担ぐ 。
「 ちょ 、 っ 離せ !! 」
『 無視した君が悪いからね ~ ? 』
『 今回は何もする気は無かったんだけど 、 無視した悪い子にはお仕置が必要だもんね 〜 。 』
「 この悪趣味 !! 悪魔 !! 」
『 悪魔は君だろ ? 』
『 それと 、 契約者にそんな口聞いていいの ? 』
「 僕はあんな契約望んでない !! 」
『 でも良いって言ったのは君だよ ? 』
『 後 、 ホテルのお客さんに迷惑だから静かにね 。 』
『 それとも酷い事されたい悪趣味君なのかな ? 』
そう言って僕に微笑む 。
悪趣味はお前だろと反逆したい所だが 、
怒らせて祓われたりしたら元も子もない 。
僕は一体何をされるんだろう 、…
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